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■アメリカのモデルナも、オミクロン型特化ワクチンの治験開始 [健康ダイジェスト]

 アメリカのバイオ製薬モデルナは26日、新型コロナウイルスのオミクロン型変異ウイルスに特化したワクチンの臨床試験(治験)を始めたと発表しました。アメリカの製薬大手ファイザーも治験を始めており、オミクロン型が猛威を振るう中、特化型ワクチンの開発が本格化しています。
 治験はアメリカで実施し、18歳以上の600人程度の参加を想定。モデルナ製ワクチンを2回接種した人と3回接種した人の双方に特化型ワクチンを1回投与して、有効性や安全性を確認します。
 モデルナはまた、現在のワクチンの3回目接種のオミクロン型への効果に関する実験結果も公表。感染を防ぐ中和抗体のレベルは29日後にピークを迎え、接種から半年でピークの約6分の1に弱まるとの結果が出たとしていて、オミクロン型に特化したワクチン開発を急ぐ考え。
 モデルナのステファン・バンセル最高経営責任者(CEO)は、「既存のワクチンは追加接種の6カ月後もオミクロン型に対して有効な抗体を維持しているが、オミクロン型の長期的な脅威を考慮して、特化したワクチンの開発を進める」とコメントしました。
 バンセルCEOは10日に開いた製薬業界の国際会議で、今秋の追加接種に向けてオミクロン型に特化したワクチンを準備する考えを示していました。モデルナは2022年に、20億~30億回分の追加接種用ワクチンを供給する見通しです。
 アメリカの製薬大手ファイザーも25日、オミクロン型に特化したワクチンの治験開始を発表しました。同社は早ければ3月にもワクチンを準備できる見通しを示しています。

 2022年1月27日(木)




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