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■日本国内や空港検疫でステルスオミクロン検出 主流系統より感染力が18%高い可能性 [健康ダイジェスト]

 海外の一部で広がっている新型コロナウイルスのオミクロン型の一種について、厚生労働省に新型コロナ対策を助言する専門家組織は26日、国内の主流系統よりも感染力が18%高い可能性があるとする見解を示しました。海外の一部の検査ではオミクロン型かどうか判別できず、「ステルスオミクロン」とも呼ばれていますが、国内のPCR検査では判別できるとされます。
 オミクロン型は、ウイルスの遺伝子の違いによって「BA.1」「BA.2」などと系統が分かれます。これまで世界で最も広まってきた系統は、日本も含め「BA.1」ですが、一部の国では「BA.2」が広がっています。
 専門家組織はこの日、「BA.2」が「検疫や国内で検出されている」と指摘し、ゲノム解析の必要性を訴えました。具体的な数は集計中として明らかにしませんでした。
 感染力については、デンマークの情報から、感染者1人が何人に感染を広げているかを示す「実効再生産数」が、「BA.1」よりも18%高かったといいます。分析した西浦博・京都大教授は「約2割増しは、『デルタとオミクロンの差』で見られたほどではないが、実体としてかなり大きな違い」があると指摘しています。
 置き換わりが進んだデンマークやイスラエルでは、感染のピークを一度越えた後に、再び拡大しています。
 座長の脇田隆字・国立感染症研究所長は、「置き換わりによってさらに感染拡大が進んでいる。「BA.1」よりも感染力が強いことは警戒すべきだ」と指摘しました。一方、入院率は差がない可能性があるとしました。
 「BA.2」はこれまでイギリスを始めとする40カ国以上で確認され、世界保健機構(WHO)も優先的に「BA.2」感染かどうか調査するよう勧告しています。
 デンマークでは昨年12月下旬から感染者が急激に増えていますが、ワシントン・ポストは専門家の話として、新規感染者のうち「BA.2」が占める割合がおよそ65%に上ると伝えています。イギリスでは、保健当局が増加率がより高い可能性があるとして「BA.2」を調査していることを明らかにしました。
 日本の空港検疫では、これまでに「BA.2」が198例確認されていて、警戒が必要だといいます。

 2022年1月27日(木)




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