■中国・上海市、新型コロナ感染者1万3354人 市内全域で外出制限続く [健康ダイジェスト]
新型コロナウイルスの感染が拡大している中国の上海市では4日、2400万人を超えるすべての市民を対象にPCR検査が行われ、1万3000人余りの感染者が確認されました。上海市当局は検査結果を分析し、今後の対応を決めるまで、市内全域で厳しい外出制限を行うとしています。
上海市では4日、無症状の人を中心に過去最多となる1万3354人の新たな感染者が確認され、初めて1万人を超えました。中国国内全体の新たな感染者も、無症状を含め1万6412人に上りました。中国政府は2020年4月から無症状の感染者数を明らかにしているため、単純な比較はできませんが、政府が発表した1日の感染者数としては過去最多となりました。
感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策のもとで、上海市では昨年、市中感染が確認されない日も多くありましたが、3月以降、感染が急速に拡大し、この1カ月余りでは7万3000人を超える人が感染するなど、拡大に歯止めがかからない状況が続いています。
こうした事態に、上海市では、市当局が7万人を超える感染者などを収容できるよう隔離施設を相次いで設置するなど準備を進めているほか、医療体制の窮迫に対応するため、中国軍の医療関係者などが各地から派遣されています。
一方、市当局は4日に行った全市民のPCR検査の結果を分析し、今後の対応を決めるまで、市内全域で厳しい外出制限を続けるとしています。
解除の時期が見通せない中で、現地では物流に支障が出ているほか、日系企業の工場の稼働が相次いで停止するなど、経済活動への影響が広がっています。
2月に北京オリンピックが閉幕した中国では、変異ウイルスのオミクロン型の感染が3月以降各地で拡大しています。
保健当局によりますと、3月に中国全体で市中感染した人の数は無症状の人も含め累計で10万3965人に上り、4月2日からは3日連続で1日当たり1万人を超えるなど、過去最悪の水準が続いています。
上海市のほか、東北部の吉林省長春でも4日、1940人の市中感染が確認されるなど感染拡大を抑え込めておらず、市の全域を対象にした外出制限が3月11日から3週間以上続けられています。
2022年4月6日(水)
上海市では4日、無症状の人を中心に過去最多となる1万3354人の新たな感染者が確認され、初めて1万人を超えました。中国国内全体の新たな感染者も、無症状を含め1万6412人に上りました。中国政府は2020年4月から無症状の感染者数を明らかにしているため、単純な比較はできませんが、政府が発表した1日の感染者数としては過去最多となりました。
感染を徹底的に抑え込む「ゼロコロナ」政策のもとで、上海市では昨年、市中感染が確認されない日も多くありましたが、3月以降、感染が急速に拡大し、この1カ月余りでは7万3000人を超える人が感染するなど、拡大に歯止めがかからない状況が続いています。
こうした事態に、上海市では、市当局が7万人を超える感染者などを収容できるよう隔離施設を相次いで設置するなど準備を進めているほか、医療体制の窮迫に対応するため、中国軍の医療関係者などが各地から派遣されています。
一方、市当局は4日に行った全市民のPCR検査の結果を分析し、今後の対応を決めるまで、市内全域で厳しい外出制限を続けるとしています。
解除の時期が見通せない中で、現地では物流に支障が出ているほか、日系企業の工場の稼働が相次いで停止するなど、経済活動への影響が広がっています。
2月に北京オリンピックが閉幕した中国では、変異ウイルスのオミクロン型の感染が3月以降各地で拡大しています。
保健当局によりますと、3月に中国全体で市中感染した人の数は無症状の人も含め累計で10万3965人に上り、4月2日からは3日連続で1日当たり1万人を超えるなど、過去最悪の水準が続いています。
上海市のほか、東北部の吉林省長春でも4日、1940人の市中感染が確認されるなど感染拡大を抑え込めておらず、市の全域を対象にした外出制限が3月11日から3週間以上続けられています。
2022年4月6日(水)
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