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■公共交通機関でのマスク着用義務、連邦地裁の違法判決にアメリカ司法省が控訴 [健康ダイジェスト]

 アメリカで新型コロナウイルス対策として義務化されてきた、公共交通機関でのマスク着用について、南部フロリダ州の連邦地方裁判所が違法と判断したのに対し、司法省は不服として控訴しました。
 新型コロナウイルス対策として、アメリカの疾病対策センター(CDC)が、旅客機や鉄道、バスなどの公共交通機関でのマスク着用を義務付けていることについて、フロリダ州の連邦地方裁判所は、4月18日、CDCの法的権限を踏み越えるもので違法で無効と判断し、アメリカの主要な航空会社や鉄道各社などが相次いで、マスク着用を求めることをやめています。
 この裁判所の判断についてCDCは20日、「現時点で交通機関でのマスク着用の義務化は引き続き必要だと判断している。義務化は公衆衛生を守るための法的な権限の範囲内で合法な命令だ」とする声明を発表し、これを受けて司法省が控訴しました。
 ホワイトハウスのジェン・サキ報道官は20日の会見で、裁判所の判断には同意できないとして引き続きマスクの着用を呼び掛けていました。
 海外メディアなどが先週から今週にかけて行った世論調査では、飛行機や鉄道などの公共交通機関でのマスク着用義務化について「強く支持する」と「ある程度支持する」と回答した人が合わせて56%だったのに対し、「強く反対する」と「ある程度反対する」が合わせて24%、「どちらでもない」は20%となり、マスク着用の義務付けを支持する人の割合が多くなっています。

 2022年4月21日(木)




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