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■海外で報告相次ぐ小児急性肝炎、国内でも疑い例確認 原因不明で患者の1割は肝移植も [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は25日、海外で急増している原因不明の子供の急性肝炎について、当てはまる可能性がある入院患者が国内で初めて1人報告されたと発表しました。厚労省は自治体に対し、注意喚起を行うとともに同様のケースの報告を求めています。
 厚労省によると、小児は16歳以下で、21日に医療機関から自治体を通じて連絡がありました。肝炎ウイルスなどのウイルス感染は見付かっていません。詳しい年齢や性別、症状などは公表されていないものの、肝移植は受けていないといいます。
 世界保健機関(WHO)によると、こうした子供の急性肝炎は、今年1月以降、4月21日までにイギリスを中心に12カ国で169人(生後1カ月~16歳)が報告されています。約1割に当たる17人が肝移植を必要とする重篤な状態になり、うち1人が亡くなりました。
 海外の患者は、下痢や嘔吐(おうと)などのほか、重度の急性肝炎による黄だんがみられました。いずれもA~E型肝炎ウイルスには感染していませんでした。胃腸炎や風邪の原因となるアデノウイルスの感染例が多く、発症にかかわりがある可能性も指摘されています。
 森内浩幸・長崎大学教授(小児感染症学)は、「詳細はわからないが、肝炎を引き起こすようなウイルスは、手洗いや、食品衛生を保つことで防げることが多い。新型コロナと同様の対策を、家庭や保育現場で改めて徹底することが重要だ」と話しています。

 2022年4月25日(月)




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