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■新型コロナワクチン3回目接種後、11歳の男児死亡 因果関係は評価できず [健康ダイジェスト]

 5歳から11歳の子供を対象にした新型コロナウイルスワクチンについて、厚生労働省は11歳の児童が3回目の接種後に死亡していたと発表しました。5歳から11歳のワクチンの3回目の接種後に子供の死亡が確認されたのは初めてで、接種との関連は現時点では評価できないとしています。
 厚労省は、7日に開いた専門家部会で、アメリカのファイザー社製のワクチンの3回目の接種を受けた11歳の男子児童が、9月24日に死亡したと医療機関から報告を受けたことを明らかにしました。
 この男児はこれまでに熱性けいれんなどの病気を経験していたといいます。9月19日にワクチンの3回目を接種した後、20日に発熱やけいれんが起き、医療機関に搬送。24日に死亡しました。主治医の報告では、死因は急性脳症や敗血症による多臓器不全とみられるということです。
 一方、専門家部会では、男児の髄液などから少量の「ヒトヘルペスウイルス6(HHV6)」が検出されたことや、けいれんの既往歴、服用していたぜんそく薬が影響した可能性も否定できないと判断され、現時点で情報不足のために接種との因果関係は評価できないとしています。今後も解剖結果などの情報を集めるといいます。
 5歳から11歳を対象にした新型コロナのワクチンについて、接種後に死亡したケースは2人目で、3回目の接種後に子供の死亡が確認されたのは初めてです。
 5歳から11歳のワクチンの3回目の接種は9月上旬から開始されており、9月29日までに推計で1万8000回余り接種されたということです。

 2022年10月7日(金)

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