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■新型コロナの派生型「XBB・1・5」、アメリカで感染割合3割弱に急増 [健康ダイジェスト]

 アメリカで新型コロナウイルスの新たな派生型「XBB・1・5」の感染が急拡大しています。アメリカ疾病対策センター(CDC)の推計によると、感染者に占める割合は約1カ月で4%から28%に上昇しました。世界保健機関(WHO)は派生型の中で「最も感染力が強い」と指摘し、年末年始の休暇明けの感染再拡大に警戒を呼び掛けています。
 WHOによると「XBB・1・5」はオミクロン型の派生型で、これまで検出された派生型で最も感染力が強く、少なくとも世界29カ国で検出されています。多くは風邪のような症状を示し、重症化リスクは他の派生型と同程度とみられています。
 アメリカでは2022年12月から、「XBB・1・5」が広がりました。CDCは1月の第1週で、コロナ感染の27・6%が「XBB・1・5」だったと推計しています。特にニューヨーク州など東部での感染拡大が目立ち、同州を含む地域での割合は70%を超えています。
CDCは6日、2022年12月31日までの1週間の「XBB・1・5」の割合の推計を40・5%から18・3%に訂正しました。
 アメリカでは年末年始のホリデーシーズンが終わり、感染者数が増加傾向にあります。新規感染者数は4日までの1週間で、1日当たり平均6万7000人でした。多くの人は自宅で検査キットを使うため、実際の感染者はさらに多いとみられています。
 入院もじわりと増加。3日までの1週間の新規入院者数はその前の週に比べて16%増えました。死者数は4日までの1週間で1日当たり平均390人。2カ月前に比べて10%増えています。ただ、過去に比べると抑えられており、オミクロン型が流行した2022年2月のピーク時の2割弱にとどまっています。
 アメリカ国内ではインフルエンザの流行も続いています。東部ペンシルベニア州フィラデルフィア学区などの学校では、休暇明けの登校日から生徒にマスクの着用を義務付ける動きが出ています。
 CDCはコロナワクチンとインフルエンザワクチンの同時接種を推奨。ただオミクロン派生型に対応する新たなワクチンの接種率は接種可能な人口の15・4%と伸び悩んでいます。
 これから中国などが春節(旧正月)の大型連休に入ることも不安材料の1つ。アメリカ政府は5日から、感染を抑え込む「ゼロコロナ」政策を転換した中国、香港、マカオからの入国者に対し、搭乗前2日以内の陰性の検査結果の提示を求めています。

 2023年1月7日(土)

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