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■新型コロナ起源は武漢のウイルス研究所 アメリカ・エネルギー省が分析 [健康ダイジェスト]

 アメリカの日刊経済新聞「ウォールストリート・ジャーナル」は26日、エネルギー省が新型コロナウイルスの起源について、確度は不十分ながら中国湖北省武漢市のウイルス研究所から流出した「可能性が高い」との分析結果を出したと報じました。アメリカ政府内では、自然界の動物から人間に感染した説を支持する情報機関も複数あり、判断に相違が生じています。
 ウイルス研究所流出説は連邦捜査局(FBI)も唱えている一方、分析結果を確定させていない情報機関も存在。同紙は「新型コロナの起源に関し、アメリカ情報コミュニティー内でいかに異なる判断が存在するかを浮き彫りにしている」と指摘しました。
 ただ、いずれの情報機関も、新型コロナが中国による生物兵器開発の結果ではないとの意見では一致しているといいます。
 同紙は機密扱いの報告書の内容として報道。エネルギー省は「低い確信」に基づく判断としつつ、ウイルス研究所で意図しない形での流出が起きた可能性が高いと結論付け、ホワイトハウスにも伝達しました。 
 アメリカのジェイク・サリバン大統領補佐官(国家安全保障問題担当)は、「今のところ、この問題に関して情報機関全体による明確な答えは出ていない」と強調しました。

 2023年2月28日(火)

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