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■「サル痘」改め「エムポックス」に名称変更 国内では感染者増 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は26日、天然痘に似た感染症「サル痘」の名称を「エムポックス」に変更したと発表しました。差別的な表現につながったことや、動物福祉の観点から、世界保健機関(WHO)が英語表記で「mpox」に名称変更したことに伴います。
 エムポックスは、ウイルスを持つ動物や、患者の体液・血液との接触で感染します。アフリカ中部や西部で時々流行する感染症でしたが、昨年5月以降、欧米を中心に感染が拡大し、WHOが7月に「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」を宣言。今年5月に緊急事態終了を宣言しました。
 厚労省によると、日本国内で初めて患者が確認された昨年7月以降、163人の感染が確認されました。21日までの1週間で新たに14人の感染が確認されており、国内では感染者が増え続けています。
 厚労省は、「発疹などの症状がある人は医療機関に相談してほしい」と呼び掛けています。
 サル痘という名称は、1958年にポリオワクチン製造のために世界各地から霊長類が集められたデンマークの実験施設で、サルに天然痘のような症状が出たことを切っ掛けに、その名前が付けられ、英語表記では「monkeypox」、日本語表記では「サル痘」の名称が使われてきました。
 ただ、自然界では、サルではなくアフリカに生息する齧歯(げっし)類が宿主と考えられています。

 2023年5月27日(土)

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