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■近畿大病院の産婦人科医、患者2003人分の検査データを無断持ち出し 個人情報漏えいの可能性 [健康ダイジェスト]

 近畿大学病院(大阪府大阪狭山市)の産婦人科に勤めていた40歳代の医師が、患者およそ2000人分の名前や検査データなどを個人のパソコンに保存して、病院から無断で持ち出していたことがわかり、病院は患者に謝罪しました。
 近畿大学病院によりますと、産婦人科に勤めていた40歳代の男性医師が、電子カルテで閲覧した患者の名前や年齢、血液検査のデータなどの情報を書き写して個人で所有するパソコンに保存し、病院から持ち出していたということです。
 持ち出されたのは2017年までのおよそ13年間に病院でお産した妊婦など2003人分のデータで、病院の内規では研究などの目的で患者のデータを持ち出す際には事前に申請が必要だということです。
 病院の調査に対し男性医師は「研究目的で持ち出した」と話しているということですが、必要な申請は行われておらず、研究の終了後もデータは削除されていませんでした。
 これまでに情報漏えいによる被害の報告は入っていないということで、病院では該当する患者に謝罪するとともに、職員に対し個人情報の取り扱いに注意するよう周知したということです。
 また、男性医師は非常勤で働いていた今年2月、パソコンを使用中、画面に「ウイルスに感染している」と表示されたため、サポート名目で出された指示に従いソフトをダウンロード。その際、パソコンが遠隔操作される状態になり、個人情報が閲覧された可能性があるといいます。
 同病院は3月末、不適切な行為だったとして医師との契約を打ち切りました。
 この病院の産婦人科ではほかにも妊婦の超音波検査の動画を誤って別の妊婦に手渡すミスがあったということで、病院では「同じ診療科で立て続けに重大な個人情報漏えい事案が発生し、大変重く受け止めています。今後、個人情報の適正な管理に努めます」とコメントしています。

 2024年5月14日(火)

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