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■夏の北半球、過去2000年で2023年の気温が最高 19世紀より2度高く、パリ協定の目標超過 [健康ダイジェスト]

 過去2000年にわたって北半球の夏の気温を調べた結果、2023年が最高だったとドイツのヨハネス・グーテンベルク大学などの研究チームが、イギリスの科学誌「ネイチャー」に14日発表しました。産業革命前と同程度とされる1850~1900年の平均より2度超高かったと分析。国際枠組み「パリ協定」は地球の平均気温の上昇を1・5度に抑えることを目標にしているものの、この地域ではすでに超えていたことになります。
 実際の観測値や、気温に応じて変わる木の年輪幅から過去の気候を推計する手法を使いました。研究チームは13日記者会見し、地球温暖化について「最大の脅威の一つ。できるだけの対策を速やかに取るべきだ」と強調しました。
 研究チームは観測データが比較的多く残されていることから、鹿児島県の屋久島付近から北極までが入る北緯30~90度の陸域を対象に6~8月の気温を分析しました。
 研究チームによると、2023年の夏は19世紀後半の平均を2・07度上回りました。近年の温暖な時期の多くは南米ペルー沖の海面水温が上がる「エルニーニョ現象」が影響しており、温室効果ガスが現象をより強力にしているといいます。

 2024年5月15日(水)

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