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■「紅麹」健康被害問題、原料から検出の「プベルル酸」が腎障害引き起こすことを確認 厚労省 [健康ダイジェスト]

 小林製薬が製造した紅麹(べにこうじ)原料を含む機能性表示食品の健康被害問題で、厚生労働省は28日、原因究明調査の途中経過を公表しました。培養段階で青カビが混入し、プベルル酸などが生成されたと推定しました。プベルル酸は動物実験で腎臓組織への毒性があると確認しました。
 武見敬三厚労相は同日、首相官邸で岸田文雄首相に状況を報告。面会後、記者団に「プベルル酸以外に2つの化合物の存在が確認できた」と述べました。
 厚労省と国立医薬品食品衛生研究所の調査によると、未知の2種類の化合物はいずれも小林製薬が「悪玉コレステロールの値を下げる効果がある」とうたった「モナコリンK」という成分に基本骨格が似ているといいます。
 厚労省はモナコリンKを生成する過程で2化合物が生まれた可能性があると説明しました。プベルル酸は培養段階で青カビが混入して産生されたとみられます。
 ラットを使った実験の結果、プベルル酸単体を投与したラットと3成分を含む製品を投与したラットはいずれも近位尿細管の変性や壊死(えし)など腎臓の機能を低下させる症状が確認されました。
 厚労省は、今回の健康被害の原因がこの3物質による可能性が高いとみて、原因究明を進めます。さらなる毒性の確認には90日間の動物実験が必要と説明しており、最終的な原因究明は長期化が想定されます。
 小林製薬と国立医薬品食品衛生研究所のこれまでの調査で、健康被害の情報があった2023年6〜8月に製造された製品の原料品ロットのみに検出された物質が複数あったことがわかっていました。うち1つが青カビから生成される毒性の強いプベルル酸ですが、腎臓への影響などは不明でした。
 厚労省は今後、健康被害の原因究明を進めつつ、必要に応じて食品衛生法上の規格基準の策定や衛生管理措置の徹底を検討するとしています。
 消費者庁も一連の問題を受け、健康被害の報告が迅速に集まるよう関連の制度を見直す方向で検討を進めます。同庁は5月末までに内閣府令改正へ向けた対応策をまとめます。
 厚労省の発表を受け、小林製薬は「引き続き原因究明に全面的に協力させていただく。皆さまからの信頼回復にも全力で取り組ませていただく。各省庁において機能性表示食品の在り方が議論されている内容を真摯に受け止め、適切に対応する」とコメントしました。
 紅麹成分を含むサプリメントによる健康被害について、小林製薬が把握している状況では23日時点で延べ1603人が医療機関を受診し、278人が入院治療を要しました。同社が設置した相談窓口には、23日までで延べ12万5000件の相談が寄せられています。

 2024年5月29日(水)


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