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■新型コロナ治療薬、処方率が10%程度に低下 4月以降の負担増が影響か [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスに感染して飲み薬を処方してもらう人の割合が4月以降、10%程度に低下したことが、医療従事者向けサイトを運営する「エムスリー」の調査で14日、明らかになりました。治療薬代に対する公費支援が終了し比較的高額な支払いに、処方を見送る人が増えたとみられます。
 国内の飲み薬は現在、塩野義製薬の「ゾコーバ」、MSDの「ラゲブリオ」、アメリカのファイザーの「パキロビッド」の3種類。エムスリーが全国約4100のクリニックなどから集めた診療情報データベース「JAMDAS」を基に調べました。
 治療薬3種類合計の処方率は、昨年8月は22・2%と高水準で、普及に伴い処方が増加していました。今年3月は15・0%でしたが、4月に10・5%、5月は10・6%と低下しています。
 新型コロナ治療薬の自己負担は3月末まで、最大9000円でした。公費支援が終わったことで、ゾコーバの場合、3割負担だと1万5000円程度の支払いが求められるようになりました。

 2024年6月14日(金)

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