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■20歳以上の8割が下部尿路症状に該当 学会が調査、低い受診率浮き彫りに [健康ダイジェスト]

 日中、夜間の頻尿、尿の出が悪い排尿困難、排尿回数異常などの「下部尿路症状(LUTS)」の実態を日本排尿機能学会が調べたところ、20歳以上の約8割が該当することがわかりました。
 国内の実態調査は約20年ぶり。LUTSのうち頻尿や失禁を伴い日常生活に大きな影響が出る「過活動ぼうこう」に悩む人は1250万人という推計結果も出ました。
 症状の多くは年齢が高くなるにつれて割合が増えていた一方、医療機関を受診した人は13%にとどまりました。症状が軽かったり、病気と認識していなかったりするためで、調査にかかわった山梨大の三井貴彦教授(泌尿器科)は「高齢化に伴って患者は増えるだろう。過活動ぼうこうのように薬で治療できるものもある。かかりつけ医に気軽に相談してほしい」と話しています。
 2023年、オンライン調査会社に登録する20~99歳の男女を対象に調査。昼間や夜間の尿の回数、尿が我慢できない切迫感の頻度、日常生活への影響などを尋ね、約6200人の回答を得ました。
 その結果、20歳以上の78%がLUTSに該当するとわかりました。日本の全人口に換算して8000万人以上に相当します。
 最も多かったのは頻尿や尿意の切迫感のような、ぼうこうが尿をためる機能に問題が起きているケース。過活動ぼうこうに該当するのは12%で、20~30歳代でも6~7%が該当していました。
 若い男性でも排尿後の失禁や尿漏れを経験した人が20~30%いることも、新たに判明。まだ治療法が確立されていない症状であり、今後の研究課題になるとしています。
 LUTSが日常生活に影響を及ぼすと回答したのは全体で12%。年齢層が高いほど多くなりました。

 2024年7月2日(火)

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