■2023年の認知症不明者は1万9039人 11年連続で過去最多を更新、警察庁まとめ [健康ダイジェスト]
昨年、認知症やその疑いがあり、行方不明になった人は、全国で延べ1万9000人余りと、これまでで最も多くなったことが警察庁のまとめでわかりました。500人以上が亡くなって発見されています。
警察庁によりますと、認知症やその疑いがあり、はいかいなどで行方不明になったとして、2023年に届け出があったのは2022年よりも330人多い延べ1万9039人で、統計を取り始めた2012年以降、最も多くなりました。
昨年の認知症やその疑いがあり、行方不明になった男性は1万597人、女性は8442人。都道府県別では、兵庫県が2094人で最も多く、次いで、大阪府が2016人、埼玉県が1912人、神奈川県が1843人、愛知県が1577人、東京都が1214人などとなっています。
届け出のあった1万9039人のうち、95%に当たる1万8175人は昨年のうちに所在が確認されましたが、502人は亡くなって見付かり、250人は昨年のうちに発見されませんでした。
行方不明になる人の数は、10年前、2014年の(1万783人)1・8倍近くに急増していて、各地の警察は、地域や行政と連携した取り組みを続けています。
家族や自治体が認知症の人の服や靴に取り付けた衛星利用測位システム(GPS)の装置を活用して発見につなげたケースが昨年71件あり、埼玉県で行方不明になった人を、300キロ余り離れた仙台市で保護したケースもあったということです。
高齢化が進む中、認知症で行方不明になる人の数は、今後さらに増加していくと見込まれていて、警察庁は、GPSやドローンなどの技術も活用しながら、早期発見と事故防止の取り組みを強化していくとしています。
2024年7月4日(木)
警察庁によりますと、認知症やその疑いがあり、はいかいなどで行方不明になったとして、2023年に届け出があったのは2022年よりも330人多い延べ1万9039人で、統計を取り始めた2012年以降、最も多くなりました。
昨年の認知症やその疑いがあり、行方不明になった男性は1万597人、女性は8442人。都道府県別では、兵庫県が2094人で最も多く、次いで、大阪府が2016人、埼玉県が1912人、神奈川県が1843人、愛知県が1577人、東京都が1214人などとなっています。
届け出のあった1万9039人のうち、95%に当たる1万8175人は昨年のうちに所在が確認されましたが、502人は亡くなって見付かり、250人は昨年のうちに発見されませんでした。
行方不明になる人の数は、10年前、2014年の(1万783人)1・8倍近くに急増していて、各地の警察は、地域や行政と連携した取り組みを続けています。
家族や自治体が認知症の人の服や靴に取り付けた衛星利用測位システム(GPS)の装置を活用して発見につなげたケースが昨年71件あり、埼玉県で行方不明になった人を、300キロ余り離れた仙台市で保護したケースもあったということです。
高齢化が進む中、認知症で行方不明になる人の数は、今後さらに増加していくと見込まれていて、警察庁は、GPSやドローンなどの技術も活用しながら、早期発見と事故防止の取り組みを強化していくとしています。
2024年7月4日(木)
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