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■千葉県柏市のPFAS追加調査、半数近くの井戸で暫定目標値上回る濃度 [健康ダイジェスト]

 有機フッ素化合物の「PFAS(ピーファス)」のうち、有害性が指摘されている物質について、千葉県柏市の井戸水などで国の暫定目標値を上回る濃度が検出されている問題で、柏市が範囲を広げて追加の調査を行った結果、半数近くの井戸から国の値を上回る濃度が検出されました。
 有機フッ素化合物の「PFAS」のうち、「PFOS(ピーフォス) 」と「 PFOA(ピーフォア )」の2つの物質は有害性が指摘され、国内でも製造や輸入が禁止されていますが、柏市では市内を流れる水路や周辺の井戸水から国の暫定目標値を上回る濃度が相次いで検出されています。
 このため市は、高い濃度が検出された井戸から半径200メートルほどの範囲に対象を広げ、今年5月末から6月にかけて追加調査を行いました。
 その結果、43本の井戸のうち21本から暫定目標値を上回る濃度が検出され、最大で30倍に上ったということです。
 市によりますと、体調の異変に関する情報は寄せられておらず、市は水を飲まないよう地域の住民に呼び掛けています。
 また県や近隣の自治体とともに、海上自衛隊の下総航空基地や周辺の事業所などに現地調査を申し入れ、原因の究明を進めていきたいとしています。

 2024年7月18日(木)

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