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■仕事場での熱中症、7月の死傷者が過去5年間で最多に [健康ダイジェスト]

 先月、仕事場で熱中症で死亡したり休業を余儀なくされたりした人は全国で188人に上り、7月としてはこの5年間で最も多くなったことが、厚生労働省のまとめでわかりました。
 連日の危険な暑さで、仕事場での熱中症リスクが高まっています。
 厚労省によりますと、仕事場での熱中症によって死亡したり休業を余儀なくされたりした死傷者数は月別の速報値で、今年1月から5月は合わせて19人、6月が40人、7月は188人でこのうち10人が死亡したということです。先月の死傷者は、この5年間で7月としては最も多くなりました。
 また、昨年までの10年間に仕事場で熱中症によって死亡した人は223人で、業種別にみると建設業が最も多く96人、次いで警備業が30人、製造業が28人、農業が15人などとなっています。
 一方、総務省消防庁がまとめている仕事中に熱中症で病院に搬送された人を場所別にみると、今年4月末から8月18日までに搬送された8500人余りのうち、道路の工事現場や工場、作業所などが7031人、田畑や森林、海などで農業や水産業などを行っていた事例が1646人となっています。

 2024年8月21日(水)

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