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■健康に関する最大リスク、「ストレス」が20年間で3倍 厚生労働白書 [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は27日、2024年版の厚生労働白書を公表しました。心身の健康に関する調査では、最大のリスクとして「ストレス」を挙げた割合は15・6%と、20年間で3倍に増えました。若い世代のほうが「こころの不調」を身近に感じる傾向があり、対策の必要性を強調しました。
 2024年1月に全国の20〜89歳にアンケートを実施し、3024件の回答を得ました。健康にとって最もリスクになることを聞いたところ、最多の「生活習慣病を引き起こす生活習慣」は36・4%で、2004年の調査から20ポイント近く下がりました。
 2番目が「精神病を引き起こすようなストレス」で、2004年の5・0%から大幅に上がりました。3番目の「加齢や遺伝」は15・1%で、12・3ポイント上昇しました。高齢化の影響とみられます。
 現在のこころの健康状態については、19・3%が「よくない」「あまりよくない」と回答しました。世代別では、30歳代が27・2%、40歳代が27・3%と他の世代よりも高くなりました。70歳以上では9・1%にとどまりました。
 主な不安感の原因を聞いたところ、最も多かった回答は30歳代では「仕事上の人間関係」(38・8%)、40歳代では「経済的な問題」(38・7%)でした。50歳代、60歳代、70歳以上では、いずれも「体力の衰え」でした。
 こころの不調は周囲に相談しにくいことが、わかりました。不調や症状を自覚した場合に家族に相談すると答えた割合は、身体の病気が41・5%なのに対し、こころの不調は30・5%でした。こころの不調を学校や職場に相談すると思うとの回答は、8・0%にとどまりました。

 2024年8月27日(火)

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