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■ガザ地区でワクチン接種続くも、攻撃で犠牲者増加に歯止めかからず [健康ダイジェスト]

 イスラエルとイスラム組織ハマスによる戦闘が続くパレスチナ自治区ガザでは、9月から地域を限定して戦闘を一時休止した上で、国連による子供たちへのポリオのワクチン接種が続けられています。しかし、ガザ地区各地ではイスラエル軍による攻撃が連日行われ、犠牲者の増加に歯止めがかからない状態が続いています。
 ガザ地区では25年ぶりにポリオの感染が確認されたため、9月1日からイスラエルとハマスが地域と時間を限定し、戦闘を一時休止した上で国連が子供たちにワクチンの接種を進めています。
 これまでに52万人余りの子供に1回目の接種を行ったとしています。
 10日からはガザ地区北部で、少なくとも3日間、双方が午前6時から午後2時まで戦闘を一時休止し、接種が行われることになっています。
 しかし、イスラエル軍の攻撃は連日ガザ地区各地で続いており、パレスチナのメディアは11日、北部ジャバリアや南部ハンユニスで住宅が空爆され、女性や子供など合わせて22人が死亡したと伝えています。
 ワクチンは1回目の接種が終わった後、4週間後には2回目も予定されていますが、安全に接種が進められるかどうか、懸念も出ています。
 現地の保健当局はこれまでにガザ地区で4万1020人が死亡したと発表しており、犠牲者の増加に歯止めがかからない状態が続いています。

 2024年9月12日(木)

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