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■アメリカFDA、ブリストルの統合失調症薬を承認 30年以上ぶり新薬 [健康ダイジェスト]

 アメリカの食品医薬品局(FDA)は27日までにアメリカの製薬大手のブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)の統合失調症薬を承認しました。主力の血液がん治療薬などに代わる治療薬として期待しています。統合失調症を治療する新薬は30年以上ぶりだといいます。
 BMSの新薬は1日に2回飲むカプセル型の治療薬で、保険適用前の値段は月1850ドル(約26万円)かかります。販売は10月下旬までに始めるといいます。BMSは2023年に140億ドルで買収すると発表したカルナ・セラピューティクスを通じ、同治療薬を取得しました。
 アメリカのJPモルガン・チェースのアナリスト、クリス・ショット氏によれば、同治療薬は幅広く保険適用されることが予想されています。アメリカの製薬大手アッヴィも統合失調症薬を開発中ですが、「市場は2つ以上の治療薬を受け入れる余地がある」と需要は十分にあると指摘しました。
 今回承認されたBMSの治療薬は、従来の統合失調症薬に比べて副作用が少ないことが評価されています。FDAによれば、主な副作用は吐き気や便秘などだといいます。従来の統合失調症薬は眠気や手足の震え、体重増加などの副作用があり、治療を継続しない患者が多かったといいます。
 統合失調症は、幻覚や妄想などさまざまな症状を引き起こす精神疾患です。世界保健機関(WHO)によれば、統合失調症の患者数は世界で2400万人います。アメリカで約280万人、日本では約80万人の患者がいるとされています。

 2024年9月28日(土)

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