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■徳島県の肥満児、8歳男子・15歳女子で全国ワースト 県教委「家庭などと連携不可欠」 [健康ダイジェスト]

 徳島県内で肥満傾向にある子供の割合が、男女ともに大半の年齢で全国平均を上回ったことが、文部科学省の2023年度学校保健統計調査(確定値)でわかりました。8歳男子と15歳女子は全国で最も高くなりました。同じ傾向が長年続いており、県教育委員会は「改善に向けて家庭などとの連携が不可欠」と訴えています。
 調査は、県内の幼稚園、小中高校から計148校園を抽出し、在籍する5〜17歳男女計1万2457人の昨年度の健康診断結果をまとめました。標準体重より20%以上重い「肥満傾向児」の割合は、男子では6歳、女子では5歳を除いたすべての年齢で全国平均を上回りました。
 中でも、8歳男子17・71%(全国平均9・87%)、15歳女子12・61%(同8・17%)は、47都道府県で最も高くなりました。5歳男子6・65%、9歳女子14・90%は、いずれも全国で2番目に高くなりました。
 体重の平均値では、男女ともほぼすべての年齢で全国平均を超えました。全国平均との差が最も大きかったのは、男子は13歳(52・4キロ)で1・8キロ重く、女子は15歳(52・4キロ)で1・2キロ多くなりました。親世代の30年前(1993年度)との比較では、男女とも小学生を中心に親世代を上回りました。
 県教委体育健康安全課によると、公立校が肥満傾向の児童生徒に対し、個別に食事や運動などの改善計画を立てて指導しています。外遊びや運動部の部活も勧めているものの、効果はすぐに表れていないといいます。
 同課は、「学校では給食や体育、部活などがあるが、それらの工夫だけで肥満は解消できない。家庭や地域、医療機関とともに取り組みを強化、継続していくしかない」とみています。

 2024年12月1日(日)

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