■神戸大付属病院で医療ミス、肺がん疑いの患者CT検査結果の確認怠る 発見遅れ完治困難に [健康ダイジェスト]
神戸大医学部付属病院(神戸市)は6日、医師2人が肺がんの疑いが指摘された患者のコンピューター断層撮影装置(CT)検査結果の確認を怠り、発見が約1年遅れる医療過誤があった、と発表しました。発見時は進行がんの状態で、完治が難しくなっていたといいます。現在の患者の容体は、「個人の特定につながる」として明かしませんでした。同病院は確認を怠った医師2人を厳重注意処分としました。
発表によると、患者は70歳代の女性。心臓血管疾患の経過観察のため、胸腹部のCT検査を定期的に受けていました。2022年10月に行ったCT検査で、放射線科医が「肺がんの疑い」を指摘する報告書を作成したものの、当時の担当医が確認を怠りました。2023年10月の検査でも指摘されましたが、別の担当医が確認していなかったといいます。
女性は同年10月中旬ごろ、かかりつけ医に肺がんの疑いを指摘され、紹介された同病院の呼吸器内科を受診して肺がんと診断されました。すでに進行がんの状態だったといい、一般的に「完全には切除できない」とされる段階まで進行していました。
真庭謙昌病院長は6日、同病院で記者会見し、「患者や家族の方々には心身ともに多大な苦痛をおかけしたことを深く反省し、謝罪申し上げる」と述べました。今後は報告書の見落としを防ぐシステムを活用し、再発防止に努めるとしています。
2024年12月7日(土)
発表によると、患者は70歳代の女性。心臓血管疾患の経過観察のため、胸腹部のCT検査を定期的に受けていました。2022年10月に行ったCT検査で、放射線科医が「肺がんの疑い」を指摘する報告書を作成したものの、当時の担当医が確認を怠りました。2023年10月の検査でも指摘されましたが、別の担当医が確認していなかったといいます。
女性は同年10月中旬ごろ、かかりつけ医に肺がんの疑いを指摘され、紹介された同病院の呼吸器内科を受診して肺がんと診断されました。すでに進行がんの状態だったといい、一般的に「完全には切除できない」とされる段階まで進行していました。
真庭謙昌病院長は6日、同病院で記者会見し、「患者や家族の方々には心身ともに多大な苦痛をおかけしたことを深く反省し、謝罪申し上げる」と述べました。今後は報告書の見落としを防ぐシステムを活用し、再発防止に努めるとしています。
2024年12月7日(土)
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