■心疾患の19歳女性死亡、遺族が鹿児島大と国立病院機構を提訴 「重症度を軽く見積もり、不適切な医療で命失った」 [健康ダイジェスト]
鹿児島大学病院で2020年7月、県内の女性(当時19)が心疾患の適切な治療が行われず死亡したとして、遺族が11日までに、鹿児島大学と独立行政法人国立病院機構に約1億円の損害賠償を求め、鹿児島地裁に提訴しました。9日付。
訴状によると、女性は2017年11月に肥大型心筋症、心室頻拍で鹿児島大学病院に通い始め、2018年10月に拡張相肥大型心筋症と診断されました。同疾患は不整脈による突然死の頻度が高いものの、鹿児島大学病院側は予防に有効とされる体内植え込み型除細動器(ICD)の治療を行わず、女性は致死性不整脈で亡くなりました。
遺族側はICDの治療を行っていれば死亡は回避できた可能性が高いと主張しています。2019年8月から通院していた国立病院機構管轄の指宿医療センターに対しても、専門医として女性にICDの適応があると認識でき、治療すべきだったなどと訴えています。
遺族は「重症度を軽く見積もった結果、不適切な医療で失う命があることを知ってほしい」と話しています。鹿児島大学側は「訴状が届いていないので、コメントは差し控える」、指宿医療センターは「訴状が届いていないためコメントできない」としています。
2024年12月12日(木)
訴状によると、女性は2017年11月に肥大型心筋症、心室頻拍で鹿児島大学病院に通い始め、2018年10月に拡張相肥大型心筋症と診断されました。同疾患は不整脈による突然死の頻度が高いものの、鹿児島大学病院側は予防に有効とされる体内植え込み型除細動器(ICD)の治療を行わず、女性は致死性不整脈で亡くなりました。
遺族側はICDの治療を行っていれば死亡は回避できた可能性が高いと主張しています。2019年8月から通院していた国立病院機構管轄の指宿医療センターに対しても、専門医として女性にICDの適応があると認識でき、治療すべきだったなどと訴えています。
遺族は「重症度を軽く見積もった結果、不適切な医療で失う命があることを知ってほしい」と話しています。鹿児島大学側は「訴状が届いていないので、コメントは差し控える」、指宿医療センターは「訴状が届いていないためコメントできない」としています。
2024年12月12日(木)
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