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■コンゴ民主共和国の原因不明の病気、マラリア検査に陽性反応 [健康ダイジェスト]

 アフリカ中部のコンゴ民主共和国(旧ザイール)で11月以降に流行しているインフルエンザに似た症状の原因がわからない病気について、WHO=世界保健機関世界保健機関(WHO)は感染者から集めたサンプルを分析したところ、一部がマラリアの検査に対して陽性を示したことを明らかにしました。
 WHOは複数の病気が関係している可能性もあるとして、今後も調査を続けることにしています。
 アフリカのコンゴ民主共和国では南西部のクワンゴ州パンジ特別区で、インフルエンザに似た症状の病気が広がっていて、WHOによりますと、これまでに416人が感染し、子供を中心に少なくとも31人が死亡しました。
 これについてWHOのテドロス・アダノム事務局長は10日、感染者から採取した12のサンプルのうち、10のサンプルが、蚊が媒介する感染症のマラリアの検査に対して陽性反応を示したことを明らかにしました。
 マラリアは、感染すると発熱などの症状が現れ、WHOによりますと、2022年には世界各国で合わせて60万人以上が死亡し、このうちコンゴ民主共和国では約7万人が死亡したと推定されています。
 WHOは、複数の病気が関係している可能性もあるとして、今後も調査を続けることにしています。
 テドロス事務局長は「感染が起きている地域では栄養失調やワクチンの接種率が低いことから、子供たちがマラリアや肺炎などにかかりやすい状態だ」と述べた上で、さらに多くのサンプルを調べ、正確な原因を突き止める考えを示しました。

 2024年12月12日(木)

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