SSブログ

■第一三共もインフルエンザ治療薬「イナビル」を供給調整、流行拡大受け 今年度の供給量は予定通り [健康ダイジェスト]

 第一三共が14日、インフルエンザ治療薬「イナビル」について供給調整を始めたことがわかりました。特定の医療機関の過剰発注を防ぐ目的で、卸売業者など関係機関に周知しました。インフルエンザは流行が拡大しており、他の治療薬では供給停止や供給調整が実施されています。第一三共は、「在庫の偏在を防ぐ目的で出荷量を限定する」としています。
 第一三共のイナビルは、吸入型のインフルエンザ治療薬です。今年度のイナビルの供給量として約999万人分を計画し、前年度の供給実績量(約413万人分)を大幅に上回る予定としています。この供給量に変更はありませんが、インフルエンザは2024年12月から、流行が急拡大しています。2025年1月に入り、沢井製薬のタミフル後発薬が一時的な供給停止となったことを切っ掛けに、薬局や卸業者の間では他の薬の確保を急ぐ動きが広がっています。
 中外製薬は先発薬「タミフル」を、塩野義製薬もインフルエンザ治療薬「ゾフルーザ」の出荷量を限定する措置を始めています。第一三共は「イナビルは現時点で供給不足の状態にはない」とした上で、「発注の急増による欠品や品薄を回避するため、限定出荷することを決めた」と説明します。限定出荷対応の期間は現時点では「未定」といいます。
 一方、厚生労働省はインフルエンザ治療薬について、過剰な発注を控えるよう促す通知を各都道府県に行っています。

 2025年1月14日(火)

nice!(0)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

nice! 0

コメント 0

コメントを書く

お名前:
URL:
コメント:
画像認証:
下の画像に表示されている文字を入力してください。