■2024年の異常気象、子供2億4200万人の教育に影響 ユニセフ報告 [健康ダイジェスト]
国連児童基金(ユニセフ、UNICEF)は23日、昨年の異常気象で世界の85カ国、約2億4200万人の子供の教育に支障が出たとする報告を発表しました。世界の子供約7人に1人に相当する数字で、気候危機の「看過されている」一面だと指摘しました。
ユニセフのキャサリン・ラッセル事務局長によると、異常気象の中で最大の影響を及ぼしているのは熱波です。
少なくとも1億7100万人の子供が熱波の影響を受けました。うち1億1800万人は、バングラデシュ、カンボジア、インド、タイ、フィリピンの子供たちで、気温が急上昇した4月の1カ月に集中しました。特にフィリピンでは、生徒たちが熱中症の危険にさらされ、エアコンのない数千校が閉鎖されました。バングラデシュでも学校閉鎖が相次ぎ、カンボジアでは日々の授業時間が2時間短縮されました。
ラッセル事務局長は、「子供は大人よりも体温上昇が速く、発汗も非効率的で、冷却にも時間がかかる。高温から逃れることができない教室では集中できない」と訴えました。
また、洪水などによる道路の遮断や、学校自体が流されてしまうといった水害についても指摘しました。
ユニセフでは、約2億4200万人という数字は「控えめな推定値」だとしています。
2025年1月24日(金)
ユニセフのキャサリン・ラッセル事務局長によると、異常気象の中で最大の影響を及ぼしているのは熱波です。
少なくとも1億7100万人の子供が熱波の影響を受けました。うち1億1800万人は、バングラデシュ、カンボジア、インド、タイ、フィリピンの子供たちで、気温が急上昇した4月の1カ月に集中しました。特にフィリピンでは、生徒たちが熱中症の危険にさらされ、エアコンのない数千校が閉鎖されました。バングラデシュでも学校閉鎖が相次ぎ、カンボジアでは日々の授業時間が2時間短縮されました。
ラッセル事務局長は、「子供は大人よりも体温上昇が速く、発汗も非効率的で、冷却にも時間がかかる。高温から逃れることができない教室では集中できない」と訴えました。
また、洪水などによる道路の遮断や、学校自体が流されてしまうといった水害についても指摘しました。
ユニセフでは、約2億4200万人という数字は「控えめな推定値」だとしています。
2025年1月24日(金)
コメント 0