■子供のADHD治療アプリ、厚労省承認へ ゲーム形式で不注意改善 [健康ダイジェスト]
厚生労働省の専門家部会は6日、注意欠陥・多動性障害(ADHD)の子供向けの治療用アプリ「エンデバーライド」について、製造販売の承認を了承しました。スマートフォンやタブレット端末でゲームを操作することで、落ち着きのなさや不注意などの症状を改善する効果が期待できるといいます。
製造販売を担う塩野義製薬によると、承認されれば、国内初のゲーム形式の治療用アプリになります。
アプリは、アメリカの医療ベンチャー企業「アキリ」が開発し、塩野義製薬が日本と台湾での開発権と販売権を取得しました。画面上のキャラクターは乗り物で水路を進みます。障害物を避けて運転する、指定された対象物を触るといった2つの操作を同時に行うことで、思考や理性などにかかわる脳の前頭前野の働きを高め、症状の改善につなげます。医師の処方を受け、ダウンロードして使います。
ADHDと診断された国内の6~17歳の164人を対象に行った臨床試験では、通常治療に加えて1日1回、約25分、このアプリを6週間使用したグループは、通常治療だけのグループよりも不注意の症状の改善がみられました。
アプリは2020年にアメリカ食品医薬品局(FDA)が承認し、ヨーロッパでも同年、販売に必要な「CEマーク」を取得しています。
2025年2月7日(金)
製造販売を担う塩野義製薬によると、承認されれば、国内初のゲーム形式の治療用アプリになります。
アプリは、アメリカの医療ベンチャー企業「アキリ」が開発し、塩野義製薬が日本と台湾での開発権と販売権を取得しました。画面上のキャラクターは乗り物で水路を進みます。障害物を避けて運転する、指定された対象物を触るといった2つの操作を同時に行うことで、思考や理性などにかかわる脳の前頭前野の働きを高め、症状の改善につなげます。医師の処方を受け、ダウンロードして使います。
ADHDと診断された国内の6~17歳の164人を対象に行った臨床試験では、通常治療に加えて1日1回、約25分、このアプリを6週間使用したグループは、通常治療だけのグループよりも不注意の症状の改善がみられました。
アプリは2020年にアメリカ食品医薬品局(FDA)が承認し、ヨーロッパでも同年、販売に必要な「CEマーク」を取得しています。
2025年2月7日(金)
コメント 0