■三菱ケミカルグループ、田辺三菱製薬をアメリカ投資ファンドに売却へ [健康ダイジェスト]
化学メーカー大手の「三菱ケミカルグループ」は、子会社の「田辺三菱製薬」をアメリカの投資ファンドに約5100億円で売却すると発表しました。新薬の開発に多額の費用が必要となる製薬事業を切り離し、経営資源を本業の化学分野に集中させたいとしています。
発表によりますと、三菱ケミカルグループは、子会社の田辺三菱製薬をアメリカの投資ファンド「ベインキャピタル」に売却することを決めました。
売却の総額は約5100億円になる見通しで、株主総会をへて、今年7月から9月までに手続きを完了させる方針です。
三菱ケミカルグループは、収益力を強化するため、新薬の開発に多額の費用が必要となる製薬事業を切り離すことで、経営資源を本業の化学分野に集中することにしています。
一方、ベインキャピタルは、ヘルスケア分野への豊富な投資実績を生かし、創薬の生産性などを向上させ事業を成長させたい狙いがあります。日本の製薬企業を買収するのは初めてで、田辺三菱製薬の創薬力や国内の営業基盤を評価したといい、新薬開発への資金投入や海外の新薬を日本で販売することで成長を促します。
三菱ケミカルグループの筑本学社長は会見で、「業界の変化などにより化学と医療との親和性が希薄化してきた。化学事業を今後どう成長させていくのか、経営陣と社員が一丸となって取り組むことが必要だ」と述べました。
2025年2月8日(土)
発表によりますと、三菱ケミカルグループは、子会社の田辺三菱製薬をアメリカの投資ファンド「ベインキャピタル」に売却することを決めました。
売却の総額は約5100億円になる見通しで、株主総会をへて、今年7月から9月までに手続きを完了させる方針です。
三菱ケミカルグループは、収益力を強化するため、新薬の開発に多額の費用が必要となる製薬事業を切り離すことで、経営資源を本業の化学分野に集中することにしています。
一方、ベインキャピタルは、ヘルスケア分野への豊富な投資実績を生かし、創薬の生産性などを向上させ事業を成長させたい狙いがあります。日本の製薬企業を買収するのは初めてで、田辺三菱製薬の創薬力や国内の営業基盤を評価したといい、新薬開発への資金投入や海外の新薬を日本で販売することで成長を促します。
三菱ケミカルグループの筑本学社長は会見で、「業界の変化などにより化学と医療との親和性が希薄化してきた。化学事業を今後どう成長させていくのか、経営陣と社員が一丸となって取り組むことが必要だ」と述べました。
2025年2月8日(土)
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