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■小腸の細胞、加齢に適応 情報伝達の働きが変化 [健康ダイジェスト]

 小腸内側にある細胞のもととなる「小腸上皮幹細胞」が、年を取っても老化せずに機能を保つことができるのは、機能にかかわる遺伝子が若いころと同様に働くよう、細胞の情報伝達の働きが変化していることを突き止めたと、京都大の研究チームが13日付のアメリカの科学誌「セル・リポーツ」に発表しました。
 この仕組みは2型糖尿病などの加齢性疾患にもかかわっている可能性があり、京都大の小山明研究員は「健康寿命を延ばす方法につながることが期待できる」としています。
 さまざまな種類の細胞で構成される腸管内側の表面「小腸上皮」は、ほかの臓器と比べて老化の影響が出にくく、加齢に伴う病気が少なくなっています。研究チームは今回、小腸上皮のもととなる「小腸上皮幹細胞」に抗老化の機能があるとみて調べました。
 若いマウスと年を取ったマウスの遺伝子データを利用し、遺伝子の働きに必要な情報を伝える情報伝達経路のうち、小腸上皮の加齢変化にかかわると考えられる2種類の経路の特定に成功しました。

 2025年2月14日(金)

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