SSブログ

■エーザイの抗がん剤「レンビマ」、肝細胞がん治療で承認 すでに甲状腺がん向けで販売 [健康ダイジェスト]

 エーザイは23日、抗がん剤「レンビマ」が国の承認を得たと発表しました。すでに切除不能な甲状腺がん向けで2015年5月から販売されており、承認後は肝臓がんの9割を占める肝細胞がんの治療にも使えるようになります。
 日本の肝細胞がんの患者数は約4万2000人、年間死亡数は約2万6000人と報告されていますが、新薬が出ておらず、エーザイは2020年代の早期に世界で年1000億円超の売上高を目指します。
 レンビマは、がんの切除が難しい患者の初期段階で投与できます。がん治療の初回から使える新薬は、バイエル薬品の「ネクサバール」以来9年ぶりとなります。
 中外製薬の血友病Aの治療薬「エミシズマブ」も23日、国の承認を得ました。今春にも発売します。
 血友病で初の抗体を使う医薬品で、患者が自ら注射できます。臨床試験では、治療の標準であるバイパス止血製剤が効きにくい患者にも効果がありました。日本での製品名は、「ヘムライブラ」となります。欧米でもすでに承認を取得しており、中外製薬はピーク時の売上高で全世界2000億円超を見込みます。
 エーザイと中外製薬の新薬は、いずれも自社で創製しました。収益性が高く、業績への貢献も大きくなります。

 2018年3月25日(日 )

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:健康