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■春に心身の不調を感じる人が6割超 医師らでつくる団体が調査 [健康ダイジェスト]

 春に「だるさ」「気分の落ち込み」など心身の不調を感じる人が約6割に上ることが、医師などでつくる団体の調査で明らかになりました。調査にかかわった医師は、新生活のストレスや大きな寒暖の差によるこの時期特有の「春バテ」の症状と指摘した上で、入浴で体を温めるなどの予防策を勧めています。
 この調査は、医師や専門家、企業などでつくる団体「ウーマンウェルネス研究会」が今年1月から2月にかけて、首都圏に住む20歳代から50歳代の男女838人を対象にインターネットを通じて行いました。
 その結果、「3月から4月に心身の不調を感じることがあるか」という質問に対して、「とても感じる」「やや感じる」と答えた人の割合は、合わせて全体の61%に上りました。「感じる」と答えた人に具体的な症状を複数回答で尋ねたところ、「だるさ・けん怠感」が53%、「疲労感」が42%、「気分が落ち込む」が38%などとなりました。
 調査を行ったウーマンウェルネス研究会のメンバーで、東京有明医療大学の川嶋朗教授はこうした症状について、この時期特有の春バテだと指摘しています。春バテの要因として川嶋教授は、新生活など環境の変化による緊張やストレスに加え、寒暖の差が大きいことから自律神経が乱れやすく、心身の不調を感じる人が多いとみています。
 特に今年は、冬の厳しい寒さの後、3月は一転して平年より暖かかったことなどから春バテの症状を訴える人が増えているということで、より注意が必要だとしています。
 その上で、春バテの予防策として、炭酸ガスが出る入浴剤を入れた38〜40度の風呂に入り体を温める習慣をつけることや、気温が低い朝晩に外出する時にはストールなどを身に着けて体を冷やさないことを勧めています。
 川嶋教授は、「この時期の不調は冷えから悪化することも多いので、とにかく体を温めるよう心掛けてほしい」と話しています。

 2018年4月4日(水)

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■シリアル商品から基準を超える殺菌剤を検出 日清シスコが回収へ [健康ダイジェスト]

 伊藤忠商事は3日、輸入した大麦の一部から基準を超える殺菌剤が検出されたことを明らかにしました。また。この輸入大麦を原料にしたシリアルを販売していた日清食品グループの日清シスコは、商品の一部から基準を超える殺菌剤が検出されたとして、合わせて31万5000個を回収すると発表しました。
 伊藤忠商事によりますと、昨年8月にオーストラリアから輸入した約85トンの大麦の一部から、殺菌剤の「アゾキシストロビン」が法律で定められた基準の5倍の値で検出されたということです。このうち、およそ40トンは食品メーカーに販売されシリアルなどに使われたとしています。
 日清シスコが回収する対象は、「1日分のスーパー大麦グラノーラ」の2種類の商品で、「4種の彩り果実」は賞味期限が2018年7月13日から10月14日までの商品、「3種のまるごと大豆」は賞味期限が2018年8月24日から10月15日までの商品。
 日清シスコは対象の商品を食べても健康に悪影響を与える恐れはないとしていますが、購入した人は食べないように呼び掛けています。
 また、問い合わせはお客様相談室の0120-825-066で、対象の商品は着払いで郵送すれば後日、代金相当の金券を返却するということです。
 一方、この問題で、農林水産省は、伊藤忠商事が法律に違反した食品を輸入したとして、米と麦の輸入業務で指名停止処分にすることにしています。輸入大麦の半数近くの約40トンはすでに消費されたとみられていますが、農水省は「健康に悪影響を与える恐れはない」としています。一方、輸入大麦の残りの約45トンは在庫などで市場には出回っていないとしています。
 伊藤忠商事は、輸入前の段階で誤って殺菌剤が混入したものとみて原因を調べるとともに、保健所にも問題を報告しました。同社は、「消費者や関係者に心配と迷惑をかけ、深くおわびいたします」と話しています。

 2018年4月4日(水)

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