SSブログ

■民間バンクの臍帯血、1320人分廃棄へ 厚労省が調査で確認 [健康ダイジェスト]

 希望者から臍帯血(さいたいけつ)を有料で預かる民間バンク4社で契約終了後の2096人分が保管されていた問題で、厚生労働省は11日、1320人分の臍帯血が廃棄もしくは廃棄予定であると発表しました。
 厚労省は、事業継続の届け出があった「アイル」と「ステムセル研究所」を訪問し、臍帯血の保管状況を確認しました。昨年9月の調査で契約終了後も保管していた臍帯血のうち、廃棄もしくは廃棄予定が1320人分、研究利用のための保管が629人分、再契約による保管が27人分などとなっていました。アイルが保管している40人分については、契約者との連絡が取れずに一時的に預かっている状態でした。同時に、契約中の臍帯血についても、適切な管理を確認しました。
 この2社については1年ごとに保管状況を確認し、厚労省のウェブサイトで公表するといいます。
 また、廃業を決めた民間バンク「臍帯血保管センター」が保管していた76人分は、廃棄が確認できたといいます。
 一方で、4人分を保管する「ときわメディックス」は現時点で調査に協力せず、保管状況が確認できていません。同社については昨年9月時点で1085人分の契約が確認されていますが、事業の届け出は行われていません。厚労省は引き続き、届け出るよう求めています。

 2018年4月15日(日)

nice!(4)  コメント(0) 
共通テーマ:健康

■初の遺伝性がん治療薬など2種類の薬、価格決定 18日以降に使用開始 [健康ダイジェスト]

 厚生労働相の諮問機関である中央社会保険医療協議会(中医協)は11日、遺伝性がんの初の治療薬など2種類のがん治療薬の価格を決めました。使用開始は、18日以降になる予定。
 遺伝性がんの治療薬は、一部の再発卵巣がんを対象にした経口薬「リムパーザ」(一般名・オラパリブ)。当初想定していた遺伝性卵巣がんより幅広く適応が認められました。価格は100ミリ・グラム1錠約4000円、150ミリ・グラム1錠約5900円。アストラゼネカ(大阪市北区)が製造、販売しています。
 もう一つは、進行・再発した肺がんの治療薬「テセントリク」(一般名・アテゾリズマブ)。オプジーボ、キイトルーダに続く、3番目の肺がんに使える免疫治療薬となります。オプジーボと1日当たりの薬価は同額で、1回分が約63万円。3週間おきに点滴で注入します。中外製薬(東京都中央区)が製造、販売しています。

 2018年4月15日(日)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康