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■小学生に配布の防犯ブザー、乾電池破裂が相次ぐ 国民生活センターが使用を控えるよう呼び掛け [健康ダイジェスト]

 国民生活センターは19日、全国の小学校の新入生などに2016年4月以降配布された防犯ブザーの乾電池約2万個に破裂の危険があるとして、該当する乾電池の使用を控えるよう呼び掛けました。
 2017年8月~2018年4月に、東京都と愛知県の自治体から、乾電池の破裂の原因を調査してほしいとの依頼が国民生活センターに3件寄せられました。国民生活センターが調べた結果、2016年6月以降、同型の防犯ブザーの乾電池が破裂したトラブルが少なくとも5件起きていたことがわかりました。
 破裂したのは、いずれも札幌市のメーカーが2016年と2017年に出荷して、主に全国の小学校で配られた防犯ブザーの乾電池のうち、「Vinnic」と書かれ、番号が「12-2020」となっている中国製の単4形のものでした。
 このため、国民生活センターが同型の防犯ブザーに同じ番号の乾電池を入れて、ブザーを継続して鳴らす電池消耗テストしたところ、10個中2個が破裂したほか、すべての乾電池で破裂を防ぐ装置が働きませんでした。
 札幌市のメーカーでは問題の電池を使った防犯ブザーの交換に応じていますが、約2万5000個が出荷されたのに対し、交換したのは6000個にとどまっているということです。
 国民生活センターは、「手に持っている時に破裂すれば危険が大きい」として、同型の防犯ブザーを使っている小学生に対し、同じ番号の乾電池が使われている場合は使用を控えるよう呼び掛けています。
 製品についての問い合わせは販売元の西文舘東京支店(電話03・6802・4690)。

 2018年4月22日(日)

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