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■重いけがのO型患者、死亡率2倍以上も 他の血液型より出血リスク大 [健康ダイジェスト]

 重いけがで救急搬送されたO型の患者は、それ以外の血液型の人に比べ死亡率が2倍以上高いとの研究結果を、東京医科歯科大学の高山渉特任助教(外傷外科)らが2日、救急医学の専門誌に発表しました。
 O型は他の型に比べて血が固まりにくく、大量出血する人が多い可能性があるといいます。
 O型の患者には、医療現場でより慎重に止血するなどの対応が求められる可能性があります。高山助教は、「死亡が多くなる仕組みを、さらに詳しく調べる必要がある」と話しています。
 2013〜2015年度に入院が必要となる重いけがで東京医科歯科大病院など2病院に運ばれた患者901人のデータを分析。死亡率はO型が28%、O型以外が11%と、2倍以上の差があることがわかりました。
 けがをして血管が破れると血液中の血小板が集まって傷をふさぎますが、O型の人は血小板をくっつけてのりのような働きをするタンパク質の一種が少ないことが知られています。これが原因で大量出血が増え、他の血液型と死亡率に差が出た可能性があります。

 2018年5月3日(木)




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■愛知県、新たに4人がはしか感染 初の3次感染確認も [健康ダイジェスト]

 愛知県内で、はしか(麻疹)の感染が広がる中、名古屋市などの女性4人が新たにはしかと診断されました。このうち2人は病院で感染した人を通じてさらに感染したとみられ、名古屋市は3次感染の可能性が高いとして警戒を強めています。
 愛知県内では4月、沖縄を旅行した後に、はしかと診断された10歳代の男性が、名古屋市昭和区の名古屋第二赤十字病院と東郷町の診療所を受診して以降、2つの医療機関で勤務する人や受診した人などの間で感染が広がりました。
 このうち名古屋守山区の30歳代の女性は4月9日、昭和区の病院を訪れた際に感染したとみられていますが、この女性の親戚の守山区の20歳代女性2人が新たに感染していたことが5月1日、確認されました。2人は4月19~23日、はしかに感染した女性の自宅を訪れたり病院への送迎をしたりしていたということで、名古屋市は2人が3次感染した可能性が高く、さらに感染が広がる恐れがあるとみて、警戒を強めています。
 また、1日は昭和区の病院に勤務する三重県桑名市の30歳代の女性と、4月14~16日の3日間、タイに滞在した名古屋市天白区の20歳代の女性も新たにはしかと診断され、愛知県内で感染が確認された人は合わせて14人となりました。
 名古屋市は、発熱やせきなどの症状が出た場合は、事前に医療機関に連絡した上で、速やかに受診するよう呼び掛けています。

 2018年5月3日(木)

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