SSブログ

■はしか予防のワクチン接種、保育士や医療関係者に強く推奨へ 厚労省 [健康ダイジェスト]

 流行が続いているはしか(麻疹)について、厚生労働省の専門家会議は、幼い子供や妊婦などが感染した場合のリスクが高いとして、保育士や医療機関の関係者などにワクチンの接種を特に強く推奨する方針を決めました。
 はしかは、発熱や、全身に発疹が出るウイルス性の感染症で、沖縄県と愛知県で起きている流行が東京都に拡大したことが9日、確認されるなど、全国の今年の感染者数は100人以上に上っています。
 11日、厚労省のはしかの予防対策を5年ぶりに見直すための専門家会議が開かれました。
 この中で、予防接種の効果が低いためワクチン接種の対象になっていない0歳児や、病気で免疫力が低下している患者、それに妊婦については感染した際のリスクが高く、予防対策を強化すべきだとする意見が出されました。そして、保育所などの児童福祉施設や医療機関などで働く人に対し、ワクチン接種を特に強く推奨する方針を決めました。
 厚労働は、今後、児童福祉施設や医療機関に対し関係者の予防接種を徹底するよう通知するとともに、はしか予防のガイドラインに盛り込むことにしています。
 国立感染症研究所の多屋馨子室長は、はしかの流行地を訪れた後に熱または発疹が出てはしかの疑いがあると思ったら、受診する前に医療機関に電話をしてそのことを伝え、ほかの患者がいない時間帯や別の出入り口から入るなどの相談をしてから行くことが必要だとしています。
 さらに、移動では電車やバスは使わず、ワクチンを2回接種している人に車を運転してもらうなど、公共の交通機関や人が集まる場所を避けることも重要だと指摘しています。

 2018年5月12日(土)

nice!(1)  コメント(0) 
共通テーマ:健康