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■がん免疫薬の併用治療が初めて承認を取得 小野薬品の「オプジーボ」など [健康ダイジェスト]

 小野薬品工業などは25日、がん免疫薬「オプジーボ」と同「ヤーボイ」を皮膚がんの一種、悪性黒色腫(メラノーマ)に同時投与する治療方法の国内承認を得たと発表しました。
 それぞれ単剤でも承認を得ていますが、組み合わせて使用することで高い治療効果が得られます。国内でのがん免疫薬の併用療法の承認は初めて。
 小野薬品のオプジーボと、アメリカのブリストル・マイヤーズスクイブ(BMS)のヤーボイは、ともに免疫の働きにブレーキを掛ける機能を妨げ、異物を排除する免疫機能を高める効果があります。
 悪性黒色腫に対する併用療法での臨床試験(治験)では、ヤーボイ単剤での治療に比べて死亡リスクを45%低下させました。欧米や韓国、台湾では、すでに承認されています。
 オプジーボとヤーボイは、進行性や転移性などの末期がん、難治性がんに劇的な治療効果が確認されています。さまざまな種類のがんで、単剤や併用療法について治験が進んでいます。開発が進めば治療の選択肢が広がり、免疫薬の効果を享受できる患者数の拡大が期待されます。

 2018年5月26日(土)

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