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■無痛分娩の実施施設を厚労省サイトで公開 36道府県の268医療機関 [健康ダイジェスト]

 出産時の痛みを麻酔で和らげる無痛分娩(ぶんべん)の全国調査をしていた厚生労働省は15日、無痛分娩を手掛ける医療機関の実施状況を公表しました。
 公表に応じた268施設のうち、常勤医が1人の施設は107と4割を占めていました。全分娩件数13万2323件のうち、無痛分娩は1万8296件と13・8%でした。
 無痛分娩は、出産時の疲労を軽くする利点があり、希望者が増えています。昨年、無痛分娩を巡って麻酔の誤注入などによる重大事故が相次いで発覚し、多くが体制の手薄な診療所での出産でした。
 調査は4~5月、都道府県を通じて、分娩を扱う約2500施設を対象に実施。回答のあった39道府県の医療機関のうち、公表に同意した36道府県の268施設について、医療機関名と連絡先、医師数、昨年1年間の実施件数などをリスト化し厚労省のホームページ(HP)に掲載しました。
 全分娩のうち無痛分娩が半数を超える施設が16あり、8割超というところも5施設ありました。この16施設のうち7施設は、1人の医師が出産と麻酔を兼務しているとみられます。
 福井、高知、佐賀の3県は、公表に応じた施設がありませんでした。東京都など都市部は回答が間に合わず現時点では未掲載のため、今後、公表施設数は増える見通しです。
 厚労省は、「妊婦が施設を選択する際の参考にしてもらえれば」としています。

 2018年6月17日(日)

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