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■習慣的な喫煙者、男性で初めて3割下回る 厚労省調査 [健康ダイジェスト]

 たばこを習慣的に吸っている人の割合は昨年、男性が29%と初めて3割を下回ったことが、2017年の国民健康・栄養調査でわかりました。厚生労働省は、たばこによる健康被害が広く知られたほか、受動喫煙対策が進んでいることも要因ではないかと分析しています。
 厚労省は昨年11月、全国の20歳以上の男女約6500人を対象に喫煙の状況などについて調査しました。
 厚労省は合計100本以上か6カ月間以上たばこを吸った経験があり、直近の1カ月間に毎日または時々たばこを吸っている人を「習慣的な喫煙者」と定義。その割合(喫煙率)は男性が29・4%となり、調査を始めた1986年以降で初めて3割を下回りました。
 一方、女性は7・2%で男女を合わせた喫煙率は17・7%と、こちらも最も少なくなりました。
 喫煙率は10年間で男性が10ポイント、女性は3・8ポイント、全体では6・4ポイント低下しています。
 さらに、たばこを吸っている人のうち、喫煙をやめたいと思っている人は男性が26・1%、女性は39%に上っています。
 喫煙率が低下したことについて厚労省は、「たばこによる健康被害が広く知られるようになったほか、受動喫煙対策が進み、喫煙できる場所が減っていることなども要因ではないか」と分析しています。
 厚労省は4年後までに喫煙率を今の17・7%から12%まで引き下げる目標を掲げており、たばこをやめたい人には禁煙外来の受診を呼び掛ける取り組みなどを進めています。

 2018年9月11日(火)

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■回転寿司「魚屋路」で食中毒が相次ぐ 全24店舗の営業を自粛 [健康ダイジェスト]

 外食チェーン大手の「すかいらーくグループ」が展開する回転寿司「魚屋路(ととやみち)」で食中毒が相次いで発生し、東京都や埼玉県などにある24の全店舗で営業自粛を行いました。
 埼玉県によりますと、8月31日から9月2日にかけて、三郷市と所沢市にある回転寿司「魚屋路」の店舗で、持ち帰り用の寿司を購入した10歳代から70歳代の男女11人が、下痢や嘔吐などの症状を訴えました。症状を訴えた11人は、いずれも快方に向かっているということです。
 保健所が検査したところ、症状を訴えた3人と店舗にあった商品の生ウニから、感染すると下痢や嘔吐を引き起こす「腸炎ビブリオ菌」が検出され、保健所は食中毒と判断したということです。埼玉県は食中毒が発生した2つの店舗を、10日から12日までの3日間、営業停止処分としました。
 また、横浜市にある「魚屋路」2店舗でも8月31日から9月2日にかけて、宅配商品や持ち帰り商品で提供された寿司を食べた28人が下痢や嘔吐の症状を訴え、保健所の指導による社内検査で生ウニから腸炎ビブリオ菌が検出されました。2店舗は4日から営業を自粛し、保健所から7日までに営業停止処分を受けました。
 店舗を運営する「すかいらーく」は他の店舗にも被害が出ている恐れがあるとして、東京都、神奈川県、埼玉県、山梨県の4都県で展開する「魚屋路」の全24店舗で、10日から営業を自粛しました。
 「すかいらーく」は、「発生原因の特定に取り組むとともに、店の衛生管理を徹底し、食品の安全・安心に取り組んでまいります」とコメントしています。

 2018年9月11日(火)

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■風疹患者75人増、今年に入り全国で362人に すでに昨年の4倍 [健康ダイジェスト]

 国立感染症研究所は11日、今年の風疹の患者数が9月2日までの集計で362人になったと発表しました。すでに昨年1年間の約4倍に上り、大規模な流行があった2013年の後の5年間で最多となりました。
 東京都や千葉県など関東の患者数が7割を超えますが、愛知県や広島県などでも増えており、全国に飛び火しています。
 9月2日までの1週間の患者数は75人。報告数の多かった都道府県から順に、東京都28人、千葉県11人、神奈川県8人、愛知県7人、茨城県と埼玉県がそれぞれ5人。前週の患者数の97人からは減少した一方で、東京都や愛知県など患者数が増えているところもあります。累計患者数でみると、東京都111人、千葉県95人、神奈川県33人、埼玉県23人、愛知県16人、広島県13人など。
 風疹は、患者のせきやくしゃみなどの飛沫(ひまつ)を吸い込むことで感染し、14~21日(平均16~18日)の潜伏期間を経て、発熱、発疹、耳の下から首にかけてのリンパのはれなどが現れます。一度感染すると、大部分の人は生涯風疹にかかることはありません。ほとんどは数日で回復するため、「三日ばしか」と呼ばれることもあります。
 しかし、妊娠中の女性が風疹にかかると胎児に感染し、先天性風疹症候群と呼ばれる障害を引き起こすことがあります。厚生労働省によると、風疹に対する免疫が不十分な妊娠20週ごろまでの女性が感染すると、先天性風疹症候群の子供が生まれる確率は、妊娠1カ月でかかった場合は50%以上、妊娠2カ月の場合は35%など、高い確率で影響を及ぼす可能性があります。
 近年では、2013年に患者数が1万4000人を超える流行があり、この流行に関連して、先天性風疹症候群の患者45人が報告されました。
 予防には、ワクチン接種が最も有効。主には麻疹・風疹混合ワクチン(MRワクチン)の接種で95%以上の人が免疫を獲得できるとされ、時間の経過とともに免疫が低下してきた人には、追加のワクチンを接種することで免疫を増強させる効果があります。
 ただし、妊娠中は接種を受けられません。妊婦への感染を防止するためには、家族など周りの人が予防することで妊婦を感染から守る必要があります。また、接種後2カ月間は避妊する必要があります。

 2018年9月11日(火)

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