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■有害物混入のワインをネットオークションで落札 マンズワインが30年以上前に製造 [健康ダイジェスト]

 有毒物質が混入した疑いがあるとして、30年以上前に自主回収対象となった可能性があるワインが、インターネット上のオークションに出品され、落札されていたことがわかりました。
 ワインはキッコーマンの子会社・マンズワイン(東京都港区)製の「氷果(ひょうか)葡萄(ぶどう)吟醸」(1980、1981年製)、「貴腐葡萄房選り」(1979年製)とみられる3本。今年8月上旬、同じ出品者がオークションサイト「ヤフオク!」に出品し、すぐに落札されました。
 1980年代にオーストリアや旧西ドイツ産のワインに甘みを持たせるため、プラスチックなどの原料で、摂取すると腎障害などを起こす恐れがある有害な「ジエチレングリコール」が混入されていることがヨーロッパで発覚。マンズ社もブレンド用に輸入ワインを使ったため混入し、旧厚生省が1985年、計約39万本の回収を求めました。ただ、多くが消費されたとみられ、回収できたのは約4万本でした。当時から現在まで健康被害の情報はないといいます。
 キッコーマンでは今後、出品者や落札者に連絡できないかオークションサイト側と協議するとともに、同様の出品がないか、インターネットの確認を徹底するといいます。
 キッコーマンの広報担当者は、「当時、購入者宅を戸別訪問して回収しており、もうほとんど世の中には存在していないと認識していた。今後はオークションサイトにこういった商品が出ていないかチェックしたい」と話しています。

 2018年10月20日(土)

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