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■アルミ缶に洗剤を移し替えると 、化学反応で破裂 消防庁が注意喚起 [健康ダイジェスト]

 JR新宿駅(東京都新宿区)のホームでアルミニウム製の缶からアルカリ性の洗剤が噴出し、通行人が負傷する事故が起きました。洗剤と缶が化学反応を起こし、発生した水素ガスの圧力で缶の蓋が外れ、洗剤が飛散したとみられます。東京消防庁が洗剤の容器の移し替えに注意を呼び掛けています。 
 「山手線のホームでアルミ缶が爆発しました!」。8月26日早朝、新宿駅員からの110番通報を受けて警察官が駆け付けると、現場にはコーヒーのアルミ缶が転がり、無色透明の液体が飛び散っていました。ホームを歩いていた20歳代と30歳代の女性2人に液体がかかり、顔や足に軽いやけどを負いました。
 新宿署は10月、30歳代の飲食店従業員の男を過失傷害容疑で書類送検。男は自宅で自転車のチェーンを掃除するため、勤務先にあった洗浄力の強いアルカリ性の業務用洗剤をボトル型のアルミ缶に移し替え、リュックサックに入れて持ち出しました。不審な音がしたのでリュックサックを開けて缶を見たところ、いきなり破裂したといいます。
 2012年10月、東京メトロ丸ノ内線の車内で乗客が持っていた強アルカリ性の業務用洗剤を入れたアルミ缶が破裂し、複数の乗客がやけどなどの症状を訴えた同様の事故が起きた際、東京消防庁が行った実験では、アルミ缶にアルカリ性業務用洗剤100ミリリットルを入れて放置したところ、洗剤に含まれる水酸化ナトリウムがアルミと反応し、アルミが溶けて水素ガスが発生。約6時間後、缶の側面に穴が空いて洗剤があふれ出しました。
 アルミ缶やスチール缶に酸性の洗剤を入れた場合も同じような反応が起きるため、洗剤は通常ポリエチレンの容器に入れて販売されています。また、酸性の洗剤は塩素系洗剤と混ぜると、有毒な塩素ガスが発生する恐れがあります。
 消費生活アドバイザーの阿部絢子さんは、「業務用洗剤だけでなく、トイレ掃除向けなどの家庭用洗剤でも同様の事故は起こり得る。販売時の専用容器からの洗剤の移し替えはしないでほしい」と注意を呼び掛けています。

 2018年10月21日(日)

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■森永乳業、ヨーグルト1865個を自主回収 大腸菌群の混入疑い [健康ダイジェスト]

 大手乳業メーカー「森永乳業」は19日、ヨーグルトの一部の商品で大腸菌群が混入した可能性があるとして、1800個余りを自主回収すると発表しました。
 森永乳業が自主回収するのは「濃密ギリシャヨーグルト パルテノ プレーン加糖」というヨーグルトの商品1種類です。
 このうち回収の対象となるのは賞味期限が11月4日のもので、関東地方、福島県、山梨県、静岡県の1都9県で販売された1865個です。
 会社によりますと、この商品を製造した森永乳業グループの横浜乳業(神奈川県綾瀬市)の工場で出荷前の検査で不備が見付かったため商品を再検査したところ、下痢や発熱の恐れがある大腸菌群と呼ばれる微生物が混入した可能性があることがわかりましたが、再検査の結果が出る前に一部を誤って出荷していたということです。
 18日に出荷されましたが、現時点で健康被害などの報告は入っていないとしています。実際に混入したかどうかや、混入の恐れに至った原因などについては調査中。
 森永乳業は「お客様にご迷惑をお掛けしておわび申し上げます。再発防止に努めます」と話しています。
 購入した消費者は、中身を廃棄した上で空容器を横浜乳業に着払いで送れば、代金を返金します。問い合わせ先は、森永乳業「お客様相談室」0120(369)334。午前9時から午後5時まで受け付けます。10月20〜26日は午後8時まで受け付けます。

 2018年10月21日(日)

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