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■人気の「プチ整形」でトラブル相次ぐ 未承認薬使用も [健康ダイジェスト]

 顔のしわ取りなどの美容医療で、皮膚の下に化学物質を注射する「フィラー(充てん剤)施術」を巡るトラブルが相次いでいます。メスを使わない「プチ整形」として人気ですが、使われる物質の多くは国内未承認で、安全性が確認されていないといいます。
 後遺症が出たり痛みが残ったとして、医師に損害賠償を求める訴訟に発展するケースもあり、大阪地裁では少なくとも4件係争中です。
 「今日なら割引があり、他の注射もサービスします。全く危険はありません」。大阪府内の女性(66歳)は昨年6月、奈良市内の大手美容整形外科を訪ねた際、こんな言葉でフィラー施術を勧められました。来院は初めてだったものの、その日のうちに頬などに充てん剤「アルカミド」を注射する施術を受け、342万円の費用を支払いました。
 だが、直後から鼻、頬に痛みやしこりを感じるようになり、医師に相談してもマッサージをされただけでした。半年後、別の病院でアルカミドの除去手術を受けたものの、液状のためすべてを取り除くことができず、今も痛みが続いています。
 専門家は、「どんなトラブルが起きてもおかしくない」と警鐘を鳴らしています。

 2018年10月25日(木)

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■膀胱がんを17人が発症 発がん性物質「モカ」扱う7工場で [健康ダイジェスト]

 ウレタン防水材などの原料に使われる化学物質で、発がん性があるとされる「MOCA(モカ)」を取り扱っていた全国7カ所の事業所で、労働者と退職者計17人が膀胱(ぼうこう)がんを発症していたことが25日、厚生労働省の調査でわかりました。
 モカの取り扱いに当たっては、排気装置の設置や健康診断の実施などが義務付けられています。厚労省は今月19日、業界団体などに対し、法令順守の徹底を求める注意喚起を通知しました。
 モカはマンションの防水材などに使うウレタン樹脂を固める硬化剤に使われる化合物で、世界保健機関(WHO)の下部組織に当たる「国際がん研究機関」が2010年、発がん性物質と認定しました。国内では昨年時点で、全国の333工場の3747人に取り扱い歴があります。
 2016年にモカを扱う静岡県富士市の旧イハラケミカル工業(現クミアイ化学工業)静岡工場で、労働者ら5人が膀胱がんを発症していたことが発覚。厚労省が他の事業所でも同様の事例がないか、調査していました。
 この結果、全国6カ所の事業所で、8人の膀胱がん発症者が出ていたことが判明。すでに発症者が確認されている静岡工場でも、新たに4人の発症が確認されました。
 発症が確認された計17人のうち12人は、すでに事業所を退職しているといいます。厚労省は事業所の従業員らに対し、労災制度の手続き方法などの案内に乗り出す方向で検討しています。

 2018年10月25日(木)

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■脂肪肝疾患を判定する血液中の物質を特定 島津製作所、健診への実用化目指す [健康ダイジェスト]

 聖路加国際大学(東京都中央区)と島津製作所(京都市中京区)は25日までに、肥満や糖尿病の人に多い「非アルコール性脂肪性肝疾患(NAFLD)」かどうかを判定するのに使える血液中の物質を特定したと発表しました。
 健康診断などで血液を調べれば早期発見できるようになり、肝硬変や肝臓がんに悪化するのを防げる可能性があるといいます。島津製作所は2020年の臨床応用を目指します。
 NAFLDはアルコールを全く飲まない人や、少しだけ飲むという人にも肝臓に脂肪がたまる病気で、進行すれば肝臓がんになる恐れがあります。原因として肥満や糖尿病などの生活習慣病との関連が指摘されており、日本には1000万人以上の患者がいると推定されています。診断には超音波検査や血液検査、針を皮膚から肝臓へと突き刺し、肝臓の組織の一部を採取する肝生検などが行われているものの、手間と費用がかかりすぎる点が課題となっています。
 今回、聖路加国際病院で2015~16年に人間ドックを受けた3733人の血液を採取して分析。NAFLDと診断された826人の患者は「グルタミン酸」などの70種の物質の量が健常者と異なることがわかりました。

 2018年10月25日(木)

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■出産時のバランスボール使用で子宮破裂 夫婦が大阪市の産科医を提訴 [健康ダイジェスト]

 出産中にバランスボールを突然使うよう指示されて転倒し、子宮が破裂して生まれた男児もその後死亡したなどとして、山梨県の30歳代の夫婦が大阪市東淀川区の産婦人科クリニックと担当医を相手取り、約9000万円の損害賠償を求める訴訟を大阪地裁に起こしました。24日に第1回口頭弁論があり、クリニック側は争う姿勢を示しました。
 産科医療関係者によると、一部の産科や助産院では、陣痛緩和のためバランスボールを用いるといいます。
 訴状によると、妻は大阪府内に住んでいた2013年6月、破水して入院しました。ベッドに置かれたバランスボールに上半身を覆いかぶせるように乗せたものの、片方の腕に点滴がつながれていた上に陣痛もあり、バランスを崩して転倒。担当医が急きょ帝王切開すると、子宮が破裂していました。男児は仮死状態で生まれて脳性まひが残り、1歳7カ月で死亡しました。
 夫婦は子宮破裂は転倒が原因とし、「触ったこともないバランスボールを使うよう突然指示され、介助の看護師もいなかった」と主張。手術でガーゼを体内に置き忘れ、翌日に除去するため再手術を受けるなどの医療ミスや子宮破裂のショック、男児の介護疲れで夫婦が精神疾患にかかるなど精神的苦痛を受けたと訴え、逸失利益や慰謝料を求めています。
 医療事故の分析に当たる第三者機関「日本医療機能評価機構」の報告書は今回の件について、「子宮破裂の原因は転倒による衝撃の可能性もあるが、断定は困難」とした上で、「バランスボールを使う場合、使用方法を十分に説明し、安全に十分に配慮することが望まれる」と指摘しています。
 夫は、「なぜ子供が亡くなったのか、本当のことを知りたい」と話しています。被告側の代理人弁護士は、「現時点ではコメントは差し控えたい」としています。

 2018年10月25日(木)

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