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■医師の勤務間休息9時間、当直明けは18時間 厚労省が義務付けへ [健康ダイジェスト]

 厚生労働省は17日、長時間労働が常態化している医師の働き方改革に関する有識者の検討会に、終業から次の始業までの休息時間(勤務間インターバル)として「9時間」を義務付ける方針を示しました。当直明けの場合は2倍の「18時間」とします。
 すでに一般の労働者の上限を超えて医師に特別な残業時間を設定することを決めており、確実な休息を確保することで健康を守る狙いがあります。
 厚労省の方針では、当直がない通常の日勤を9時間程度と予想し、終業からの休息は「9時間」に、最低限必要な睡眠として「6時間程度」を示しました。アメリカの事例を参考に、当直は28時間制限を導入した上で、当直明けに「18時間」の休息を義務付けます。
 医師は、患者からの診療の求めを原則拒めない応召(おうしょう)義務などがあり、来春施行の働き方改革関連法による残業時間の上限規制の対象から5年間外れています。
 勤務間インターバルは過労死防止に有効とされ、欧米で導入が進んでいますが、日本で義務付けられれば医師が初めてのケースとなります。ただ、この日の検討会では、医師の偏在がある地方で義務付けられれば、「地域医療が守れなくなる」と懸念の声も上がりました。

 2018年12月17日(月)

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■旭川医科大、8K画像の内視鏡使い手術 全国初の保険適用 [健康ダイジェスト]

 スーパーハイビジョンの8K内視鏡を使った手術のシステムが北海道の旭川医科大学に導入され、17日、がんの手術が行われました。鮮明な画像の8K内視鏡を使った保険医療の態勢が整えられたのは、全国でも初めてだということです。
 北海道旭川市にある旭川医科大学は、これまでの16倍の高精細の画像を見ながら手術をすることができる、スーパーハイビジョンの8K内視鏡を使った手術のシステムを導入しました。
 保険が適用される対象として、このシステムが導入されたのは全国でも初めてで、17日、手術が行われました。医師たちは、体の中を鮮明に映したモニターの画像で、細かい神経や血管の位置を確認し、直腸がんを切除する手術を行いました。
 旭川医科大学病院は、このシステムで、主に大腸がんや胃がんなどの手術を行うことにしています。
 8KのKは「千」を表す「キロ」で、画面の横に並ぶ画素数が約8000、縦横の合計が3300万画素で、従来のハイビジョンの2K画像の16倍になります。視力で表せば4・27に相当し、8Kの解像度を持つ内視鏡は、微細な血管などを確認することができ、健常な細胞や神経を傷付けずにがんを切除するなど、より正確な手術が可能になるとして、複数の会社が開発を行っています。
 システムを導入した旭川医科大学の角泰雄教授は、「より簡単に神経や血管が認識できるようになり、さらに安全で確実な手術ができると思う」と話していました。

 2018年12月17日(月)

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