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■「ダイエットプーアール茶」に根拠なし 消費者庁、静岡の会社に課徴金命令 [健康ダイジェスト]

 「知らないうちにスタイルアップ、新しいダイエット茶」と科学的根拠なく痩せる効果をうたった表示は景品表示法違反(優良誤認)に当たるとして、消費者庁は22日、健康食品販売会社「ティーライフ」(静岡県島田市)に課徴金1313万円の納付を命じました。
 消費者庁表示対策課によると、同社は2016年5月18日~2017年2月1日、自社のウェブサイトで「ダイエットプーアール茶」(ポット用ティーバッグ35個入り及び4個入り)を、「苦しむことなくダイエットサポート」「いつもの飲み物をおいしいお茶に替える新習慣!」などと、含まれる成分による痩身効果があるように紹介し、販売していました。
 同庁は期間を定めて、痩身効果を合理的に説明できる資料の提出を求めましたが、提出はありませんでした。
 課徴金の対象期間の2016年5月18日~2017年8月1日までで、約4億3000万円の売り上げがありました。ティーライフは今年10月23日までに、1313万円を支払わなければなりません。

 2019年3月24日(日)

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■脊髄損傷の急性期重症者の半数、薬で改善 慶応大チーム [健康ダイジェスト]

 慶応大などの研究チームは、脊髄を損傷して間もない患者に神経の再生を促す薬を投与して、運動機能を改善させたとする研究結果をまとめ、21日に神戸市で開かれた日本再生医療学会で報告しました。iPS細胞(人工多能性幹細胞)と組み合わせ、脊髄損傷の治療法を確立させたい考えです。
 この薬は、「HGF」(肝細胞増殖因子)というタンパク質の製剤。HGFは炎症を抑え、神経細胞を保護、再生する働きがあります。
 慶応大の中村雅也教授(整形外科)らは2014~2018年、国内企業などと共同で、首の脊髄を損傷して72時間以内の急性期の重症患者26人に、製剤を投与する臨床試験(治験)を実施しました。
 その結果、約半数の運動機能が改善しました。運動機能が完全にまひした患者の筋力が一部回復した例もありました。ただ、改善したのは下半身のみでした。研究チームは治験の結果を踏まえ、早期の実用化を目指しています。
 今回は急性期が対象ですが、中村教授らは脊髄を損傷してから2週間から4週間の亜急性期といわれる段階の患者4人の患部に、人のiPS細胞から作製した神経の元になる細胞約200万個を移植し、細胞を神経に変化させて機能の回復を目指す臨床研究も始めています。
 中村教授は、「製剤に細胞治療、リハビリを融合すれば、もっと回復する可能性がある」と話しています。

 2019年3月24日(日)

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■2018年のエイズウイルス感染1288人 前年比101人減 [健康ダイジェスト]

 エイズウイルス(HIV)への感染が2018年に国内で新たに確認された人は約1200人で、このうち28%に上る367人がすでにエイズを発症していたことがわかりました。
 厚生労働省によりますと、昨年1年間に、国内の保健所や医療機関などでエイズウイルスへの感染が新たに確認された人は、前年より101人少ない1288人でした。内訳は、すでにエイズを発症していた患者が367人、未発症の感染者は921人でした。
 1991年にエイズで亡くなったイギリスのロックバンド「クイーン」のボーカル、フレディ・マーキュリーを主人公にした映画が日本国内でもヒットしましたが、ウイルスに感染した人の治療は、フレディが亡くなった時代とは大きく変わっています。
 早い段階で感染を発見し治療を受ければ、発症を抑えて健康的に生活できる上、ほかの人に感染を広げるリスクを下げることにもつながるため、厚労省は検査を受けるよう呼び掛けています。
 厚生労働省エイズ動向委員会の白阪琢磨委員長は、「保健所では無料、匿名で検査を受けられるので積極的に利用してほしい」と呼び掛けています。

 2019年3月24日(日)

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