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■はしか患者数、全国で467人に上る すでに昨年1年間の1・7倍 [健康ダイジェスト]

 はしか(麻疹=ましん)の今年の患者数は、5月5日までに467人と、すでに昨年1年間の患者数のおよそ1・7倍に上っており、厚生労働省は、はしかに感染した疑いがある時は事前に電話で相談してから医療機関を受診してほしいと呼び掛けています。
 はしかは発熱や全身に発疹が出るウイルス性の感染症で、感染力が極めて強く、重症になる場合があるほか、妊婦が感染すると流産や早産の恐れもあります。
 国立感染症研究所によりますと、5月5日までの1週間に全国の医療機関から報告されたはしかの患者は、東京都で7人、千葉県で2人、佐賀県と宮崎県で1人ずつの計11人でした。
 このため、今年の全国のはしかの患者数は467人と、すでに昨年1年間の患者数のおよそ1・7倍に上り、今年に入って患者が多い状態が続いています。
 都道府県別では、最も多いのが大阪府で136人、次いで東京都で71人、三重県で54人、愛知県で35人、兵庫県で27人などとなっています。
 厚労省は、10連休の間に感染した場合はこれから発症する可能性もあるので、発疹などの症状が出るなどしてはしかに感染した疑いがある時は、事前に電話で相談してから医療機関を受診してほしいと呼び掛けています。

 2019年5月14日(火)

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■除草剤でがんを発症、メーカーに約2200億円の賠償命令 米カリフォルニア州の裁判所 [健康ダイジェスト]

 アメリカで大手農薬メーカー「モンサント」の除草剤を使っていて、がんを患ったとする夫婦が賠償を求めていた裁判で、カリフォルニア州の裁判所の陪審は夫婦側の訴えを認め、約2200億円の支払いを命じる評決を出しました。
 この裁判は、カリフォルニア州に住む70歳代の夫婦が、約30年間にわたって「ラウンドアップ」と呼ばれるモンサントの除草剤を繰り返し使っていて、がんを患ったとして賠償を求めていたものです。
 カリフォルニア州の裁判所の陪審は13日、夫婦のがんと除草剤の因果関係を認め、昨年、モンサントを買収したドイツ医薬品大手の「バイエル」に対して、20億5500万ドル(日本円で約2200億円)の支払いを命じる評決を出しました。
 巨額の賠償額のほとんどは、バイエルに対する懲罰的な賠償だということです。
 アメリカのメディア「ブルームバーグ」によりますと、陪審による賠償額としては今年に入って最も多く、商品を巡る賠償では史上8番目に高額だということです。
 一方、バイエルは声明を出し、「今回の評決に失望している。夫婦ががんを患った原因は、ほかにあることは明白だ」として上訴する意向を示しました。
 さらにバイエルは、アメリカ・環境保護局が化学物質グリホサートを主成分とする除草剤ラウンドアップについて最近行った審査結果と、今回の評決が食い違っていると主張。「世界の主要な保健規制当局は、グリホサートを主成分とする製品は安全に使用でき、グリホサートに発がん性はないという認識で一致している」と述べました。
 この除草剤ラウンドアップを巡っては、全米で同様の訴訟が1万3000件以上起こされていて、昨年8月の1件目以降、今回で3件連続で賠償が認められたことになります。

 2019年5月14日(火)

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