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■日本酒「獺祭」26万本を自主回収へ アルコール度数にばらつき [健康ダイジェスト]

 山口県岩国市のメーカーが製造し、海外でも人気が高い日本酒「獺祭(だっさい)」で規定のアルコール度数と異なる商品が出荷されたことがわかり、メーカーは10日から約26万本余りを自主回収することになりました。
 自主回収されるのは岩国市の酒造メーカー「旭酒造」が、今年4月から5月末までと、7月中の2つの時期に第2蔵で製造した「獺祭」のうち「純米大吟醸磨き三割九分」「純米大吟醸45」「等外」「等外23」の4種類の商品の1升瓶と4合瓶、合わせて26万本余りです。4~8月に全国で販売されました。
 旭酒造によりますと、獺祭のアルコール度数は通常16%で出荷されますが、自主回収する商品は約12~17%の間と、規定のアルコール度数と異なり、ばらつきがあったということです。
 今月8日、社内の担当者が品質を確認しようと口に含んだ際に異常に気付き、詳しく調べたところ、獺祭の原酒に水を加えてアルコール度数を調整する工程の一部で、かき混ぜる作業が行われなかったということです。
 旭酒造は10日から、全国の販売店などを通じて回収を始めることにしています。回収対象の瓶に記載されたロット番号などは、11日から同社ホームページや新聞広告で告知します。問い合わせは同社(0827・86・0120)へ。
 旭酒造の桜井一宏社長は、「きちんと製造できておらず、消費者に大変申し訳なく思います。信頼回復のためこれまで以上に品質向上に努めたい」と話しています。

 2019年9月9日(月)

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