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■茶を飲む習慣が心血管疾患のリスク下げる 中国の研究者が実証 [健康ダイジェスト]

 中国医学科学院阜外医院の顧東風院士率いる研究チームはこのほど、定期的に茶を飲むことで心血管疾患の発病や全死因による死亡のリスクが低下することを明らかにしました。特に、茶を飲む習慣を長く続けている人や、男性、緑茶愛好者の健康効果が高いといいます。
 研究成果は医学誌「ヨーロッパ心臓循環器」に掲載されました。
 研究チームが約10万人の研究対象を分析した結果、定期的に茶を飲む人は、飲む習慣がない人と比べ、心血管疾患の発症発病リスクが約20%、全死因による死亡のリスクが15%低いことを発見しました。試算によると、50歳でよく茶を飲む人は心血管疾患の発症を1・41年遅らせ、寿命を1・26年延ばすことができます。
 研究では、さらに対象者1万4081人について、茶を飲む習慣に関する調査を8・2年の間隔を空けて2回実施。情報を分析した結果、茶を飲み続けている人は飲まない人と比べ、心血管疾患の発症や死亡、全死因による死亡のリスクがさらに著しく低下することを発見しました。

 2020年1月13日(月)

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■タイ訪問の中国人観光客から新型コロナウイルスを検出 中国以外で初めて [健康ダイジェスト]

 タイの保健省は、中国の湖北省武漢からタイに観光で訪れた60歳代の中国人女性が新型のコロナウイルスに感染していたとみられると発表しました。女性はすでに快方に向かっているということで、タイ政府は空港での水際対策を徹底することにしています。
 タイ保健省によりますと8日、中国の湖北省武漢から団体旅行でタイを訪れた61歳の中国人女性がバンコク近郊のスワンナプーム国際空港に到着した際、38度以上の発熱や呼吸器の疾患が確認されたため、医療機関に搬送したということです。
 その後、検査を行ったタイ保健省は13日、この女性から湖北省武漢で多発している肺炎の原因とみられる新型のコロナウイルスと同型のウイルスが検出されたと発表しました。中国以外で検出されたのは初めて。
 女性は現在医療機関で手当てを受けており、すでに快方に向かっているということです。保健省は女性と接触した16人についても調べましたが、感染は認められませんでした。 
 中国の武漢では、原因となる病原体が特定されていない肺炎の患者が相次いでおり、世界保健機関(WHO)は患者の症状などから、原因は新型のコロナウイルスの可能性が否定できないと指摘しています。
 タイの空港では、1月3日から武漢から到着する便の乗客を対象に人の体温を映し出すカメラなどを使って確認を強化していたということで、今後も空港での水際対策を徹底することにしています。

 2020年1月13日(月)

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■科学論文公開で投稿料を支払うケース増 京大、最大で2億円 [健康ダイジェスト]

 科学論文を公開するため、研究者が雑誌の出版社に料金を支払うケースが増えており、京都大学が学内の状況を調べたところ、昨年度の投稿料は最大で約2億円だったことがわかりました。専門家は、研究費を圧迫している恐れがあり、国内全体の状況を調べる必要があると指摘しています。
 科学雑誌はこれまで主に購読料を支払って読む形式だったため、研究者が論文を投稿する際に料金は生じませんでしたが、近年は誰でも無料で読めるように公開する一方で、投稿した研究者から投稿料を受け取るオープンアクセスと呼ばれる方式が増えています。
 こうした中、京都大学が所属する研究者を対象にオープンアクセスの利用状況を調べたところ、2019年度、オープンアクセスで投稿した論文は最大で1400本、投稿料は最大で1億9000万円だったことが、明らかになりました。
 投稿料の平均は約13万6000円となっており、前年の2018年度と比べて、論文数は20%余り増加し、投稿料の総額も約18%増加したということです。
 科学雑誌の現状に詳しい国立情報学研究所の安達淳副所長は、「信頼性の高い調査としては初めて行われたものといえる。投稿料の負担によって研究費を圧迫している恐れがあり、国内全体の状況を早急に調べて対応を検討する必要がある」と指摘しています。

 2020年1月13日(月)

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