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■虐待が疑われる子供、初の9万人超 警察が児童相談所に通告 [健康ダイジェスト]

 児童虐待の疑いがあるとして、全国の警察が2019年1年間に児童相談所に通告した18歳未満の子供の数は、2018年比1万7590人増の9万7842人(暫定値)に上り、統計を取り始めた2004年以降、初めて9万人を超えて最多となったことが6日、警察庁のまとめでわかりました。
 また、全国の警察が摘発した18歳未満の子供に対する虐待事件の検挙件数も、2018年より577件増えて1957件(暫定値)と、これまでで最も多くなっています。
 刑法犯全体の認知件数は、2018年比6万8715件減の74万8623件(暫定値)で、戦後最少を5年連続で更新しました。
 警察庁によると、虐待事件の内訳は暴力による身体的虐待1629件、性的虐待243件、暴言などの心理的虐待50件、ネグレクト(育児放棄)などの怠慢・拒否35件でした。通告の内容では、心理的虐待が約7万件で最も多く、身体的虐待が約1万8000件で続いています。
 児童虐待は家族など限られた関係の中で起こる傾向があり、警察が児童虐待を認知する切っ掛けは、子供の泣き声やどなり声などを聞いた周辺住民からの通報が多く、警察庁は「児童虐待への関心の高まりで通報が増えている」と分析。
 全国の警察本部にも、児童虐待が疑われる事案を把握した場合は速やかに児童相談所に通告するよう指示しています。

 2020年2月6日(木)

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■中国、流行に歯止め掛からず 感染者2万8018人で死者は563人 [健康ダイジェスト]

 中国で新型のコロナウイルスの感染拡大が続く中、中国本土での死者は73人増えて合わせて563人となり、患者の数も2万8000人を超えました。状況が最も深刻な湖北省武漢市では事実上の封鎖措置が始まって6日で2週間となり、ウイルスの潜伏期間が最長で2週間とされる中、感染拡大が収まっていくかどうか重要な時期を迎えています。
 中国の国家衛生健康委員会は、新型のコロナウイルスに感染した患者の数が5日新たに3694人確認され、2万8018人になったと発表しました。
 新たな患者の数が3000人を超えたのは3日連続で、その約8割が湖北省の患者となっています
 また、死亡した人も湖北省を中心に73人増え、中国本土では合わせて563人となりました。
 感染拡大が最も深刻な湖北省武漢市では、交通機関をすべて運休にするなど当局による事実上の封鎖措置が始まって、6日で2週間となります。湖北省では、武漢市以外でもほとんどの地域でこうした封鎖措置がとられていますが、感染者や死者の増加に歯止めが掛かっていません。
 その一方、湖北省以外では、新たに確認された患者の数が2日連続で減っています。ウイルスの潜伏期間は最長で2週間とされており、封鎖措置によって、感染拡大が収まっていくかどうか重要な時期を迎えています。
 湖北省武漢市では新型コロナウイルスに感染した患者を専門に治療する病院が突貫工事で建設され、1000人の患者の受け入れが可能な「火神山病院」がすでに運用されているほか、今週中にも1600人の受け入れが可能な「雷神山病院」の運用も始まる予定です。
 ただ、急増する患者に医療態勢が追い付かず、中国のメディアは2つの専門病院のほかにも武漢の会議場や体育館などを転用し、今後13カ所を臨時の病院とする予定だと伝えています。
 このうち、2カ所が5日夜から臨時の病院として運用されており、合わせて2400人の患者を受け入れることができるということです。

 2020年2月6日(木)

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■クルーズ船、ウイルス感染確認は20人に 全員を医療機関に搬送 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスへの集団感染が起きたクルーズ船で、発熱などの症状がみられる人やその濃厚接触者などにウイルス検査が行われ、6日新たに71人の結果が判明し、このうち乗客10人が感染していたことが確認されました。
 これまでにこのクルーズ船で感染が確認されたのは、計20人となりました。
 厚生労働省は、クルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の船内で乗客と乗員全員のあわせて3711人の検疫を行い、発熱やせきなどの症状があった120人と、症状がある人と濃厚接触した153人のあわせて273人から検体を採取して順次、ウイルス検査を実施しています。
 6日新たに71人の結果が判明し、このうち男女10人がウイルスに感染していたことが確認されました。
 10人は全員乗客で、年代は50歳代が1人、60歳代が4人、70歳代が5人となっています。
 また日本人は4人で、そのほかの人の国籍や地域はアメリカとカナダが2人、ニュージーランドと台湾が1人となっています。
 感染が確認された10人全員が発熱などの症状がある人で、症状がない人はいないということです。
 クルーズ船は6日朝横浜港に接岸し、厚労省は感染が確認された10人を神奈川県内の医療機関に搬送し、10人はそのまま入院したということです。
 クルーズ船の乗員乗客では、これまでにあわせて102人の検査結果が判明し、このうち感染が確認されたのは、5日の10人とあわせて20人となりました。
 厚労省は船内での検疫と、必要な人へのウイルス検査が続いているため、船内に残る約3700人の乗客と乗員については、今後も引き続き船内にとどまり、原則として5日からの14日間、客室などで待機することを求めています。
 国内で感染が確認された人は、45人となりました。
 厚労省は国内では現在、流行が認められている状況ではなく、風邪やインフルエンザ対策と同様に、手洗いやせきエチケットなどの感染症対策に努めてほしいと呼び掛けています。

 2020年2月6日(木)

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