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■検査ミスで男性患者死亡、栃木県の医大病院 造影剤アレルギー確認せず [健康ダイジェスト]

 昨年9月、栃木県壬生(みぶ)町にある独協医科大学病院で、76歳の男性患者が、投与された造影剤に急激なアレルギー反応を起こして死亡していたことが8日、明らかになりました。病院はミスを認め、男性の家族に謝罪したということです。
 独協医科大学病院によりますと、昨年9月、肝臓がんの治療で入院していた栃木県日光市の76歳の男性に、腹部のコンピューター断層撮影(CT)検査のため造影剤を投与したところ、急激なアレルギー反応「アナフィラキシーショック」で多臓器不全を起こし、約1カ月後に死亡しました。
 その後の院内の調査で、造影剤に軽度のアレルギーがあると男性のカルテに記載されていたにもかかわらず、担当の医師が確認していなかったことがわかりました。
 さらに、造影剤を使う検査の必要がなくなり、医師が中止を指示しましたが、指示が伝わらず造影剤が投与されたということです。
 病院はミスを認め、重大な医療事故だったとして家族に謝罪した上で、電子カルテに注意を促すアラートを出すなど、再発防止策を講じたということです。
 独協医科大学病院の平田幸一病院長は、「重大な医療事故が発生し、ご遺族に対し深くおわび申し上げます。再発防止に向けて改善の取り組みを徹底、強化してまいります」とコメントしています。

 2020年2月8日(土)

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■アメリカでインフルエンザが猛威を振るう 患者2200万人、死者1万2000人 [健康ダイジェスト]

 中国の湖北省武漢市で発生した新型コロナウイルスが猛威を振るう中、アメリカではインフルエンザが流行し、大きな脅威となっています。アメリカ疫病対策センター(CDC)は7日、最新の推計値を発表して、2019~2020年のシーズンで患者数は2200万人に上ったとし、さらに拡大する恐れを指摘しています。
 CDCの推計値では、1日までの1週間で患者数は300万人増加し、昨年10月以降の累計で2200万人となりました。インフルエンザのために21万人が入院し、死者数は1万2000人に達したとしています。特に子供の症状が深刻化するケースが多く、小児の死亡者数も過去にないペースで増えているといいます。
 アメリカでは、インフルエンザが原因で毎年少なくとも1万2000人以上が死亡。とりわけ感染が深刻だった2017~2018年のシーズンには患者数は4500万人に上り、6万1000人が死亡しました。インフルエンザ感染は例年10月ごろに始まり、2月にピークを迎えて5月ごろまで続きます。
 アメリカ国立アレルギー・感染症研究所(NIAID)は、2019~2020年は過去10年で最悪規模になる可能性があると予測しています。

 2020年2月8日(土)

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■中国の武漢市で入院の日本人男性死亡 新型ウイルス感染の疑い [健康ダイジェスト]

 外務省によりますと、中国の湖北省武漢市で肺炎を発症し、入院していた60歳代の日本人男性が8日、亡くなりました。新型コロナウイルスに感染した疑いのある日本人の死亡が確認されたのは、これが初めてです。
 外務省によりますと、亡くなった60歳代の日本人男性は、中国の湖北省武漢市で1月16日ごろから発熱の症状があり、武漢市の病院に入院していました。
 男性は肺炎と診断され、検査の結果、1月28日、新型コロナウイルスの陽性反応が出て、感染が疑われていましたが、検査結果が確定しないまま、8日、亡くなりました
 入院先の武漢市の病院では、死因について「ウイルス性肺炎」だとしていますが、新型コロナウイルスによる肺炎かどうかは、確定的に判断はできないとしています。
 日本政府は「ご冥福をお祈り申し上げるとともに、ご家族にお悔やみを申し上げる」とした上で、引き続き、現地の大使館を通じて、男性の家族と緊密に連絡を取り、支援を行っていきたいとしています。
 感染症に詳しい東北医科薬科大学の賀来満夫特任教授は、中国の武漢市で日本人の男性が死亡したことについて、「亡くなったことはとても残念だ。感染の拡大が続いている中国武漢では、大勢の患者が病院を受診しているため、重症患者への十分なケアが難しくなっている可能性もある。比較的、医療体制が整っている日本では、重症化のリスクは現地に比べて低いはずなので、日本国内の人たちにはこの情報を冷静に受け止めてもらいたい」と話しています。

 2020年2月8日(土)

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■新型コロナウイルス、中国の感染者3万4546人 死者は722人 [健康ダイジェスト]

 中国で新型のコロナウイルスの感染拡大が続く中、中国本土の死者は86人増えて722人となり、患者の数もさらに増え、3万4000人余りに上っています。中国では、感染拡大を防ぐ初期の対応や情報公開の在り方を巡って批判が高まっており、政府が対応に追われています。
 中国の保健当局である国家衛生健康委員会は、新型のコロナウイルスの感染が確認された患者の数が7日、新たに3000人以上増え、3万4546人になったと発表しました。新たに感染が確認された人は5日連続で3000人を超えました。
 一方、死亡した人は湖北省で81人増えたほか、黒竜江省で2人増え、北京と河南省、それに甘粛省でそれぞれ1人増え、これによって中国本土での死者の数は700人を超え、合わせて722人となりました。
 また、湖北省の保健当局によりますと、湖北省では重体となっている人が1007人いるということです。
 中国政府は感染拡大を抑え込むため、もっとも深刻な湖北省の対策に重点を置き、臨時の病院を建設したり全国から医療関係者を派遣したりしていますが、急増する患者への対応が依然として課題となっています。
 また、中国政府が公表する前に感染拡大に警鐘を鳴らし、警察による処分を受けていた武漢市中心医院に勤務する李文亮医師(34歳)が、自らも感染して亡くなったことを切っ掛けに、初期の対応や情報公開の在り方を巡る当局への批判が高まっており、中国政府は一転して李医師を評価する姿勢を示すなど対応に追われています。

 2020年2月8日(土)

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■6歳未満から16例目の臓器提供へ 臓器移植ネットワークが発表 [健康ダイジェスト]

 日本臓器移植ネットワークは7日、西日本地方の病院に入院していた6歳未満の小児が、改正臓器移植法に基づく脳死と判定されたと発表しました。家族が3日に臓器提供に同意し、6日までに脳死判定されました。
 8日に臓器の摘出が行われる予定。同ネットが公表している6歳未満の小児からの臓器提供は16例目となります。
 同ネットによると、臓器提供は家族や親族6人の総意といいます。小児は1月20日、脳死とみられる状態になり、2月6日午前8時52分に2回の脳死判定が終わりました。
 提供される心臓は10歳未満の女児、肺が10歳未満の男児、肝臓が10歳未満の男児、二つの腎臓が10歳代の男女、小腸が10歳代の女性にそれぞれ移植される予定。
 家族は同ネットを通じ、「周りを喜ばせること、人を笑顔にすることが大好きな子ですので、本人もきっと、私たちの判断を支持してくれると信じています」とのコメントを発表しました。

 2020年2月8日(土)

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■武漢から政府チャーター機第4便到着 198人中12人が入院 [健康ダイジェスト]

 新型コロナウイルスの感染拡大を受け、中国湖北省からの退避を希望した198人を乗せた政府チャーター機の第4便が7日午前、羽田空港に到着しました。第4便には、感染者が集中する同省武漢市以外の都市に滞在していた日本人や中国籍の配偶者らが初めて搭乗しました。そのうち、4人が体調不良を訴えるなどし、計12人が入院しました。
 厚生労働省によると、搭乗者の国・地域の内訳は日本118人、中国78人、台湾2人。体調不良を訴えた4人は日本2人、中国2人で到着後に医療機関に搬送されました。
 残る194人を国立国際医療研究センターで検査した結果、発熱などの症状があった8人が入院しました。8人の内訳は日本7人、中国1人。
 残る186人は経過観察のため、埼玉県和光市の税務大学校和光校舎に滞在します。厚労省は、検査でウイルスが確認されなかった場合でも、これまでに帰国した人と同様、宿泊施設に12日と半日の間滞在してもらうことにしています。
 搭乗者198人が滞在していた地域は武漢市80人、同市以外118人。6歳以下が51人、60歳以上が9人、それ以外が138人。1月30日に派遣した第3便に搭乗予定で中国側の検査によって搭乗が認められなかった7人を含め、第4便では全員が搭乗できました。
 政府は1月28~30日に延べ3機を派遣し、日本人565人が帰国しました。
 菅義偉官房長官は7日の記者会見で、「現時点での帰国希望者は数人」との認識を示しました。

 2020年2月8日(土)

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