■新型コロナウイルス、国内感染者は計866人に 38都道府県で感染確認

　日本各地の自治体や厚生労働省によりますと、神奈川県で新型コロナウイルスに感染していた男性１人が16日、死亡したことが発表されました。
　また、茨城県と香川県で初めて感染が確認されたほか、新潟県、群馬県、埼玉県、神奈川県、東京都、愛知県、京都府、兵庫県、大阪府、滋賀県、福岡県、宮崎県で合わせて45人の感染確認が発表され、17日午後９時現在、日本で感染した人などは866人となりました。
　このほか、クルーズ船の乗客・乗員が712人、チャーター機で帰国した人が14人で合わせて1592人となっています。
　このうち死亡したのは、国内で感染した人が29人、クルーズ船の乗船者７人の合わせて36人です。
　日本で感染した人や中国からの旅行者ら866人のうち、北海道は152人、愛知県は125人、大阪府は112人、東京都は102人、兵庫県は86人、神奈川県は59人、千葉県は31人、埼玉県は34人、新潟県は21人、京都府は19人、和歌山県は15人、高知県は12人、群馬県は10人、三重県は８人、奈良県は８人、石川県は７人、熊本県は６人、長野県は４人、滋賀県は４人、福岡県は４人、静岡県は３人、山口県は３人、宮崎県は３人、沖縄県は３人、秋田県は２人、福島県は２人、栃木県は２人、山梨県は２人、岐阜県は２人、愛媛県は２人、宮城県は１人、茨城県は１人、広島県は１人、徳島県は１人、香川県は１人、長崎県は１人、大分県は１人、佐賀県は１人、厚生労働省の職員や検疫官、それに空港の検疫で感染が確認された人などが合わせて15人です。
　また、厚労省によりますと、人工呼吸器をつけたり集中治療室で治療を受けたりしている重症者は、17日の時点で国内で感染した人などが46人、クルーズ船の乗船者が14人の合わせて60人となっています。
　一方、国内で感染が確認された人のうち17日までに症状が改善して退院した人などは、クルーズ船の乗客乗員を含めて合わせて679人となっています。

　２０２０年３月１７日（火）

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■新型コロナウイルス、世界の死者7000人に イタリアで2000人突破

　世界の新型コロナウイルスによる死者数は、日本時間17日午前２時時点で7000人を超えました。イタリアは同国の死者が349人増え、2000人を突破したと発表しています。
　世界全体の死者数は7007人、感染者数は17万5536人。死者が最も多い中国は3213人、２番目に多いイタリアは2158人で、同国の感染者は3200人以上増えて２万7980人となっています。
　イタリアで亡くなった人が1000人を超えたのは３月12日で、わずか４日間で1000人以上死者が増えたことになります。
　また、スペイン保健省の17日の発表によると、同国の新型コロナウイルスの感染者が合わせて１万1178人となり、１万人を超えました。感染者は、この３日間でほぼ倍に増えたことになります。
　中国以外で感染者数が１万人を超えたのは、イタリアとイランに次いで３カ国目。亡くなった人は491人と、３日前の４倍近くに増えています。
　スペイン政府は、すでに非常事態を宣言して、人の移動を制限する措置をとっていますが、感染の拡大に歯止めがかかっていません。

　２０２０年３月１７日（火）

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