■新型コロナウイルス、全国で新たに115人感染確認 新たに10人死亡

　５日は午後７時までに東京都で58人、神奈川県で14人、北海道で９人、大阪府で７人など、全国の16つの自治体で合わせて115人の新型コロナウイルスへの感染が新たに発表され、国内で感染が確認された人は空港の検疫などを含めて１万5368人となっています。
このほか横浜港のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客・乗員が712人で、合わせると１万6080人となります。
　また、５日は新たに大阪府で３人、北海道と千葉県でそれぞれ２人など、合わせて10人の死亡が発表されました。これで死亡者数は、国内で感染した人が566人、横浜のクルーズ船「ダイヤモンド・プリンセス」の乗客が13人の、合わせて579人となりました。
　東京都によりますと、５日、都内で新たに10歳未満から90歳代までの男女58人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。
　都内の１日の感染者は３日連続で100人を下回りましたが、ゴールデンウイーク中のため検体数が少なくなっている可能性もあります。
　58人のうち半数の29人は、今のところ感染経路がわかっていないということです。残る29人は、これまでに感染した人の濃厚接触者だということです。
　これで都内で感染が確認された人は、合わせて4712人になりました。
　また、５日は死亡した感染者についての発表はなく、これまでに都内で死亡した感染者は合わせて150人です。
　また、大阪府によりますと、５日、府内で新たに10歳代から70歳代の男女７人が新型コロナウイルスに感染していることが確認されたということです。新たな感染者数が10人を下回るのは、３月30日以来。
　一方、これまでに感染が確認されていた人のうち、70歳代から90歳代の男女３人が死亡したということです。
　大阪府内での感染の確認は1686人で、このうち亡くなった人は56人になりました。

　２０２０年５月５日（火）

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■新型コロナウイルス、世界の感染者355万2985人 死者24万9079人

　アメリカのメリーランド州ボルチモアに本部を置くジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は、日本時間の５日午前３時の時点で355万2985人となりました。
　国別では、アメリカが117万719人と最も多く、次いでスペインが21万7466人、イタリアが21万1938人、イギリスが19万1827人、フランスが16万8969人などとなっています。
　死亡した人の数は世界全体で24万9079人で、国別ではアメリカが６万8046人、イタリアが２万9079人、イギリスが２万8734人、スペインが２万5264人、フランスが２万4864人などとなっています。
　一方、ドイツの研究チームは４日、新型コロナウイルス感染者の５人に１人が無症状であることがわかったという研究結果を公表しました。同ウイルスの感染拡大防止策に影響を与える可能性があります。
　研究チームは、ドイツ国内で最大のクラスター（感染集団）が発生した西部の小さな地区ガンゲルトの405世帯の919人に聞き取り調査と検査を実施。
　抗体検査と新型コロナウイルス検査をしたところ、ガンゲルトの人口の15%がウイルスにに感染していることがわかりまし。致死率は、０・37%でした。
　これを元に推計すると、ドイツ国内では公式に発表された感染者数の約10倍に当たる180万人がすでに感染している可能性があります。重要なのは、今回の研究で感染者のうち無症状の人の割合が22%に上ることが判明したこと。
　まだ査読前の段階にあるこの論文の共著者、ボン大学のマルティン・エクスナー衛生学・公衆衛生研究所長は、「我々が出会う健康そうに見える誰もが、知らないうちにこのウイルスを持っている可能性がある。このことを念頭に置いて行動しなければならない」と指摘しました。
　ドイツでは、感染拡大を防ぐために課されていた制限の緩和が始められ、店や学校、宗教施設の再開が認められています。

　２０２０年５月５日（火）

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■新型コロナウイルス、中国の新規感染者は１人 累計の感染者は８万2881人

　中国の保険当局である国家衛生健康委員会は５日、４日の新型コロナウイルスの感染状況を発表しました。それによると、31の省・自治区・直轄市と新疆（しんきょう）生産建設兵団からの報告では、同日に新たに確認された感染者は流入症例の１人で、新たな死者はゼロ、新たな疑似感染者もゼロ。新たな１人は留学先のアメリカから上海に帰国後、感染が確認されました。
　同日に新たな治癒・退院者は87人、経過観察が解除された濃厚接触者は710人で、重症者は４人減。
　流入症例については、現在確定診断された感染者が325人（重症者５人）、疑似感染者が２人で、確認された感染者の累計は1676人、治癒・退院者数は累計1351人となり、死者はゼロ。
　５日午前０時までに、国家衛生健康委員会が31の省・自治区・直轄市と新疆生産建設兵団から受けた感染報告では、現在395人（重症者29人）の感染確認者が診療を受けており、治癒・退院者数は累計７万7853人、死者は累計4633人、確認された感染者の累計は８万2881人。特定された濃厚接触者は累計73万5240人で、経過観察を受けている濃厚接触者は7152人。
　４日の新たな無症状感染者は15人（流入症例ゼロ）で、経過観察が解除されたのは30人（流入症例４人）。現在も経過観察を受けている無症状感染者は947人（流入症例94人）。
　香港・マカオ・台湾地区からの感染確認報告は累計1523人で、うち香港特別行政区が1040人（退院900人、死亡４人）、マカオ特別行政区が45人（退院39人）、台湾地区が438人（退院334人、死亡６人）。

　２０２０年５月５日（火）

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■中国政府、医療物資確保のためコロナウイルスの危険性を公表せず アメリカ政府が分析

　アメリカの国土安全保障省は、新型コロナウイルスの発生当初、中国政府がマスクなどの医療物資を海外から大量に買い占めるため、ウイルスの危険性を国際社会にあえて公表しなかった可能性が高いとする分析をまとめました。
　アメリカのＡＰ通信や政治専門サイトのポリティコは、国土安全保障省が５月１日付けでまとめた内部文書を入手したとして、その内容を伝えました。
　それによりますと、中国政府は新型コロナウイルスの危険性の詳細を今年１月に世界保健機関（ＷＨＯ）に報告する前に、国外から大量の医療用マスクや手袋、防護服などを輸入していたということです。
　一方で、中国製の医療物資の輸出は大幅に減っていて、中国政府は、医療物資を確保する動きを隠すため、輸出の規制を否定し、貿易量の公表を遅らせたほか、ウイルスの重大な危険性も国際社会にあえて公表しなかった可能性が高いと結論付けています。
　この分析内容についてマイク・ポンペイオ国務長官は３日、アメリカＡＢＣテレビの番組で問われ、「正しい事実だ」と答えました。
　ドナルド・トランプ政権は、新型コロナウイルスの世界的な感染拡大について、中国による隠蔽が原因だと批判を強めています。しかし、アメリカ国内ではトランプ政権の対応が遅く医療物資も不足しているという批判も出ており、中国側は、トランプ政権は自らへの批判をそらそうと根拠のない主張を続けていると反発しています。

　２０２０年５月５日（火）

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■世界の新型コロナウイルス感染者350万7265人 死者24万7491人

　アメリカのジョンズ・ホプキンス大学のまとめによりますと、世界全体の新型コロナウイルスの感染者の数は、日本時間の４日午後３時の時点で、350万7265人となりました。
　国別では、アメリカが115万8041人と最も多く、次いでスペインが21万7466人、イタリアが21万717人、イギリスが18万7842人、フランスが16万8925人などとなっています。
　また、死亡した人の数は、世界全体で24万7491人で、国別では、アメリカが６万7682人、イタリアが２万8884人、イギリスが２万8446人、スペインが２万5264人、フランスが２万4864人、などとなっています。
　一方、ロシアの首都モスクワのセルゲイ・ソビャニン市長は２日、新型コロナウイルス感染症の検査結果を挙げて、感染している市民が約２％、25万人超に上るとの見解を示しました。
　ソビャニン市長は自身のブログで、「さまざまな人口集団に対して実施した検査によると、実際の感染者数はモスクワの全人口の２％前後だ」と述べました。
　ロシアでは、これまでに11万4000人超の感染者数が報告されています。このうち５万7300人はモスクワに集中しており、流行の中心地となっています。公式統計では、モスクワの人口は1270万人とされているものの、実際の数はこれを上回るとみられています。
　ソビャニン市長は、モスクワが過去数週間で検査能力を大幅に増強したことを明らかにするとともに、外出制限などの措置を実施したことで、市は辛うじて「感染拡大を抑制できた」としました。
　ただ、感染のピークはまだ過ぎ去っていないとの認識を改めて強調し、「脅威は高まっているようだ」と述べました。
　新型コロナウイルスによるロシアの死者数は、２日午前時点で1169人となっています。

　２０２０年５月５日（火）

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